202310月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★15で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


17119)『タタミ』★★★★★


36回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品。


全編モノクロ画なので余計な色彩に惑わされることなく、ずっと緊張の糸がピーンと張りっぱなし。


柔道の試合シーンも、手に汗握る展開で見応え抜群だった。


国を挙げた圧力に屈せずに、自由と尊厳のために闘い抜いたレイラ選手とガンバリ監督が到達する地点に心が震えた。


イラン国内では絶対に上映許可が下りないであろう内容を真正面から描いたイラン人女優のザル・アミールとイスラエル出身のガイ・ナッティヴが共同監督を務めていることも大きな意義があると思う。


https://2023.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3601CMP14