20232月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★15で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


19(01)『イニシェリン島の精霊』★★★


景色は素晴らしいけれど、どことなく陰鬱な空気の漂う島の中で、主人公パードリックが親友コルムから絶交される理由がわからないまま物語が進んでいくので、先がまったく読めなかった。


パードリック役のコリン・ファレルとコルム役のブレンダン・グリーソンの緊張感に満ちたやりとりに引き込まれてしまった。


特にコルムがしでかす「何もそこまでやらなくても」という狂気に満ちた行為は身の毛がよだつ思いがした。とてもポップコーン片手に観られる代物ではない。


パードリックの妹シボーンが家を出る理由に挙げていたことは、「小さな孤島あるある」だと思うし、共感した。


https://www.searchlightpictures.jp/movies/bansheesofinisherin