202010月の鑑賞リスト。例によって「DVD以外で初見のみカウント」というマイルールを適用。作品の頭には年間の通し番号をつけ、( )内は月間累計を表す。さらに、個人評価を★15で表し、作品の公式ホームページや予告編にジャンプするURLをつけた。


10101)『ミッドナイトスワン』★★★★


最初は「子どもは嫌い」と言っていたのに、段々と慈愛を感じるように変わっていく様や、生きづらさを隠さない演技を見せた草彅剛の役者魂に感心。「なんで私だけがこんな目に遭わないといけないの」と泣くシーンは胸を締め付けられた。


現実の厳しさを描く重苦しい場面も多い中、凪沙や一果が部屋で熱心に読んでいる漫画が「らんま1/2」というところがちょっとだけ息抜きになった。


一果を演じた服部樹咲は新人らしいフレッシュさと同時にそう見えない堂々たる演技が圧巻。バレエを踊るシーンは、『花とアリス』(2004年、岩井俊二監督)で制服を着たまま踊る蒼井優を見た時以来の衝撃を受けた。


https://midnightswan-movie.com/sp/