夕立売り  金田 耕喜

(アードスコイ ドスコイ)

ア~ア~エ

(アードスコイ ドスコイ)

夏の暑さに昼寝をしたらヨー

(アードスコイ ドスコイ)

ア~ア 夕立売りがやってきた

夕立買うと呼び止めて(ホイ)

夕立一つ売ってくれ

そこで夕立かどに立ち(ホイ)

呪文となえて九字切れば

一天たちまちかき曇り

にわかに一雨降りました(ホイ)

あまりに不思議でならぬ故

住所氏名を聞いたなら(ホイ)

住まいは天の上にあり

その名は龍と申します

聞いてびっくりこわごわと(ホイ)

これこれ申し龍さんよ

夏の暑さに夕立を (ホイ)

降らす力のあるからは

冬の寒さもどうかして

しのぐ工夫はないものか(ホイ)

そこで龍の申すには

それは私の役じゃない(ホイ)

倅に聞いてというからに

そりゃまた何故かと問うたなら

それはコタツ(子龍)の ヨーホホイ

ア~ア役目だヨー

(アードスコイ ドスコイ)