昔はこの様にきびしい時代があったんです。

一番の歌詞の意味

「おどみゃ」は「自分・私」のこと。熊本県民謡『五木の子守唄』の歌詞にある「おどま盆ぎり盆ぎり」の「おどま」と同じ。

「鬼の池(おんのいけ)」とは、熊本県天草市の地名。鬼池港(おにいけこう)など。

「久助(きゅうすけ)どん」とは、天草の鬼池(おんのいけ)で活動していた女衒(ぜげん)の名前。言うことを聞かない子供に親が「鬼池の久助が連れに来るぞ!」と怖がらせるほどに、その名は広まっていたという。

オロロンバイの意味は?

「オロロンバイ」は、泣く子をあやすための「あやし言葉」。『江戸の子守唄』の歌詞にある「ねんねんころりよ おころりよ」と同様。

「ねんねこ しゃっしゃりませ」が歌いだしの『中国地方の子守唄』では、「ねんころろん ねんころろん」と歌われており、この「ころろん」が「オロロン」に近い。「バイ」は九州の方言で「~だよ、~だぞ」などの意味。