皆さんこんにちは!

 

本日は不安に感じる方が多い、雨の日の運転を少しでも安心してもらえればという思いで説明させていただきます。

 

ひと昔前は梅雨の時期に雨が続くイメージがありましたが、近年は異常気象の原因により、夏場のゲリラ豪雨や今年もそうですが線状降水帯を伴う台風や頻発するようになり、1回の降雨量が多い雨の日が増えました。

 

そんな中、雨の日の移動はクルマであれば傘がいらずとても便利です。

ですが、運転される方にとっては視界が悪くなり、滑りやすい路面に注意が必要です。風雨により飛来した障害物が道路に落ちていたり、視界が狭くなっている傘をさしている歩行者が飛び出して来たり、運転にはいつも以上の注意が求められます。

 

そこで、雨の日に安心して運転を楽しむためには、ウェットグリップ性能の高いタイヤを選ぶことがポイントです。雨の日の路面でタイヤが滑りやすくなるのは、タイヤと路面の間に水が溜まり、水膜が形成されることで起こります。この水膜が原因で車両が滑る「ハイドロプレーニング現象」を防ぐためには、タイヤの排水性を高める技術が重要です。

排水性を高める「サイプ」技術

タイヤには「サイプ」と呼ばれる細かな溝があり、これが水を効率的に排水する役割を果たします。しかし、サイプを増やしすぎると、タイヤの剛性が弱まり、ふらつきや制動距離の延びといったデメリットが生じるため、排水性と剛性のバランスがタイヤ選びの大切なポイントとなります。

接地面圧の均一化も重要

もう一つの重要な要素が、タイヤの接地面圧です。タイヤが路面と接地している面積は、実際にはハガキ1枚分程度と非常に小さいものです。均一な接地面圧を維持することで、タイヤの性能を最大限に引き出し、雨の日でもしっかりとグリップを確保できます。これには、タイヤの断面形状やブロック形状の工夫が影響してきます。

素材も雨に強いタイヤの鍵

さらに、タイヤの素材も雨の日の性能に大きく関わっています。シリカと呼ばれる素材がウェットグリップ性能を高める鍵を握っています。シリカを配合することで、路面への追従性が高まり、濡れた路面でもしっかりとグリップします。しかし、シリカを多く配合しすぎると発熱性が高くなり、転がり抵抗が悪化するため、そのバランスが非常に重要です。

 

このような部分でタイヤメーカーさんは日夜開発研究してより良い物を作れるように努力してくれています。

ですが、このような部分はぶっちゃけ乗り比べたり、比較データを見るなどをしないと実際どんな違いがあるかわからないところです。

なので次項で説明する部分を参考にしてください!

タイヤ選びのヒント:タイヤラベリング制度

タイヤを実際に試す機会が少ないので、参考にしていただきたいのは「タイヤラベリング制度」です。これは、低燃費性能とウェットグリップ性能を一目で確認できるもので、2010年から導入されています。ウェットグリップ性能は、a~dの4段階で評価されており、雨の日の安心感を求めるなら、ウェットグリップ性能がaのタイヤを選ぶとよいでしょう。

測定方法などにより変化は生じてしまいますが、c→aになると約20%向上します。なのでより安心して走行出来ます。

そして、この部分で強いのは「ヨコハマタイヤ」さんとなります。グレードaのサイズ保有数が業界No.1となっているので、迷ったらヨコハマタイヤを選ぶのも1つの手となっております!

これがラベリング制度の例となります。

最後に

このように雨の日の運転に不安を感じる方は、ウェットグリップ性能に注目したタイヤを選ぶことで、より安心感を高めることができます。次にタイヤを選ぶ際は、ラベリング制度をみて、雨の日安心なタイヤを見つけましょう。

これで雨の日のお迎え、お買い物も快適で安全に楽しめるはずです!