お正月、バレンタインデー、ホワイトデー、ハロウィン、クリスマス。


ホテルの方針や構造などによって異なりますが、こういったイベントがある時期にはそれぞれのイベントに見合った館内の飾り付けを行います。

全く飾り付けをしないホテルからオリジナリティ溢れる本気モードのガチの飾り付けを行っているホテルまで色々あります。


更にフードメニューやドリンクメニューに期間限定のメニューを出したり、フロントや客室にちょっとしたプレゼントを置いて配布したりしているホテルもあります。

季節ごとや月毎に何かイベントやったりしているホテルもあります。


「この期間中、ウチのホテルではこんなイベントをやりますよ」というのはホームページやSNSなどで発信できますし、期間限定のフードメニューなんかもコンピュータで設定すれば全部屋一斉にテレビやタブレットの注文画面に追加されます。


しかし、館内の飾り付け作業と客室内にイベントの案内を置く作業は手作業になります。

大きな置き物をエレベーターで運んだり、廊下の真ん中に脚立を設置して作業したり、フロントや客室選別機の前で作業したりします。

しかも、24時間365日営業している中で作業しなくてはなりません。


お客さんの出入りが激しい昼間や夜なんかに作業をしていたら邪魔で仕方ありませんので、大体は平日の午前中とか深夜、早朝に行います。

客室内に設置するイベントの案内なんかは、本掃時に設置したり回収したりします。


ホテルによって異なりますが、例えば12/25の夜に宿泊でチェックインした時は館内は飾り付けもBGMもクリスマスだったのに、12/26の朝にチェックアウトする時はお正月の雰囲気に様変わりしているなんてこともあります。

そういうタイミングで泊まってみるのも面白いかもしれません。


飾り付けは本当にオーナーの趣味というか、ホテルやお客さんに対する想いというか、なんかそういうのが伝わってきます。

ビジネスホテルではなかなかできない内装や飾り付け、イベントの実施なんかができるのがラブホテルですから、経営するにしても働くにしても利用するにしてもそういうのを楽しむべきだと個人的には思います。