こんにちは。ちらです。

今日ツイッターで非常勤講師雇い止め問題のニュースが出ていました。

「東京大学が非常勤職員8000人大半の雇い止めを強行か」

 

こういうニュースを見るたびに日本という国は

本当に研究者や学者をないがしろにする国だなあと感じてしまいます。

最近では中国や韓国の方が日本よりも研究成果も出るようになっていますね。

肝心の日本は研究や学問を守るどころか破壊する方向に動いてばかり。

 

特に、20~30代の若手研究者に対する待遇は悪化するばかりです。

政治力学と既得権益にまみれ、科研費も取れない。職もない。

不運にもそんな分野や環境に身を置いてしまった人もいるでしょう。

最後の頼みの綱の非常勤講師枠ですら、

無期雇用を避けるために梯子を外されようとしています。

こんなことでよく科学技術立国だなんて名乗れたものです( ;∀;)

 

一般の方からすると、

「好きなことばかりして生きていけるわけがない」

「お前たちの自己責任だ」

「何の役に立つかもわからないものになぜ俺たちの血税を注がねばならないんだ」

そんな言葉も聞こえてきそうです。


しかし、研究活動は日本や世界全体、いえ、人類の文明の発展・維持・進化に結びつきます。

一見何の役にも立たないような研究でも、

いつ効果を発揮するかわからない世界です(研究・ビジネス・人間活動の価値に関してはコチラ)。

最近だとヒアリの問題などもありましたよね。

日本にいないアリの研究なんてしてどうするんだ!と思っていた人がいたかもしれませんが、

そんなアリが急に日本にやってきてしまうことだって現実には起こっています。

予めヒアリの研究をしていたプロがいたからこそ、

早期に対策や取るべき行動を指示し、国民に周知することができるわけです。

 

生物が生き残り、

繁栄するためには常に多様性を残すべきです。

これは研究や文明にも同じことが言えます。

人々が作り上げてきた文明や学問の幅広さ・多様性を残すことで、

より大きな飛躍・進化へと繋がります。

最近の日本の科学政策を見ていると、全てこの原則を無視したものに思えます。

もはや日本は科学という生き物を殺そうとしているようにすら見えますね。

マスメディアが流すニュースも普段の研究活動などではなく、

ノーベル賞受賞や不正関係のものばかり。

一部の天才以外はいらない→選択と集中が一番

という愚策を正当化するためのバイアスばかりが強調されているように思います。

 

さて、今日はなかなか理解されない厳しい世界で研究活動を続けている

非常勤講師さん、ポスドクさんについての説明をまず記載します。

そして、今回の雇い止め問題に関しての意見と

実際に経済的困難で苦しんでいる非常勤講師・ポスドクさんへのメッセージも書きます。

あくまでちらの一意見なので気に食わない人もいるかもしれませんが書いていきます(‘ω’)

 



 




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