逆崎約子:駒形高校からの脱出 2回目 | 弐位のチラシの裏ブログ

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 校庭から


 振り返らず走った約子は、校庭に出たところで、校務員の葦宮誠に声を掛けられる。


 人物リスト:葦宮誠


 「だめだぞおまえ。こんな時間に学校来てちゃあアよ」
 「葦宮のおっちゃん」
 「ああなんだ、2年の逆崎か。つうか学生が夜遊びってのがまずいかんなア」→グレてないです


 「グレてないですし、おっちゃんこそ学校でタバコなんていいんですか」
 「こりゃ火ィついてねェからよ。飾り、飾り。つうか話をそらすんなねエよ。で、何しに来てんだ?」
 「実は、教室に忘れ物しちゃって」
 「ん?あるな。その手エ、何持ってんだ?」
 (呪詛玉を見られてしまう)
 「いや、あの、これが忘れ物で。えっと、祖父からもらった大切なものなのにうっかり教室に忘れてきちゃって」
 「ふぅん。最近の娘っ子は不気味なモン持ってんだな。まアいいや。用が済んだら学校にゃ黙っとくからすぐ帰れ。ってかさすがにこんな時間にひとりで帰すワケにもいかねエか。しゃーねエな。さっさと戸締りしてくるからちょっと待ってろ。」→ミヲがまだ残っていて心配
 「実は中にまだひとり友達が残ってて、すぐに来ると思うんですけど」
 「誰だ?」
 「同じクラスの黒鈴ミオちゃんが」
 「あア、あの転校生か。転校早々校則違反とは、そんな不良には見えなかったがなア」
 「いや、わたしが強引に付き合わせちゃって」
 「まアいい。ちょっと様子みてくらア。せめてふたりで一緒に帰れ」
 「はい。ミヲちゃんは1階の廊下に。気を付けて」


 午前2時台
 駒形高校昇降口


 あれから数十分待っているが誰も出てくる様子はないので、約子は学校に戻ることにした。
 「ミヲちゃん、いる?えっ?」


 視点を動かすと、ミヲの死体を発見・・・


 「わたしのせいだ!呪主がいたというのに、ミヲちゃん。ごめん、ミヲちゃん、実はわたし・・・」


 逆崎約子死亡・・・


 案内人から、「この状態で信用するのが危険は人物がひとりいたわけで、その話をとこかで聞いているのではありませんか?で、あればその人物に大切な情報を伝えない選択もできるはずです」と言われる。