「腐」です。
苦手な方は、回避願います。
S
* M ⇉ 雅紀 S ⇉ 翔 J ⇉ 潤
N ⇉ ニノ O ⇉ 大野
「そ…っ、 それは……っ///。」
「……分かってる…。 お前が、俺に対して 俺と同じ感情を 持ち合わせていない事くらい…。」
「……っ、、」
俺の言葉に、雅紀は まだ上気した顔のまま 口を噤んだ。
互いの熱を鎮める事が理由だとは言え、無理矢理に有無を言わせず手を出した事には 変わらない。
それでも 勝手かも知れないが、俺の身体は 満足していた。
起き上がった雅紀の頭をポンポンと撫でて、ソファのスペースを空けるように促し、重くなった身体を倒して 横になった。
「安心しろ…。 スッキリしたら、眠くなった。 ……このまま…、寝させてくれ…。」
……急激に 身体が重くなり、瞼が落ちる……。
……だから、男は 身勝手だと… 言われるんだろうな……。
だけど 分かっていても、もう 身体を動かす気力が無い。
…………疲れた………。
疲れたんだ。
当たり前の日常が 変わる事が、こんなにも 辛い事だとは思わなかった。
自分は、誰よりも タフであると思っていた。
どんなに仕事が 立て込んでも、やり遂げる自信はあった。
でも、違ったんだな…。
俺は、弱い。
……休みがあって、良かった………。
………雅紀………。
「……しょおちゃん…っ、、 ベッドで……、、」
雅紀が 俺の身体を揺さぶるけれど、もう 動けないんだ。
……ゴメンな…、雅紀……。
「……ベッドは…、 お前が 使え……。 ……おやすみ……、雅紀……。」
……なぁ…? 雅紀……。
「……しょ……、ちゃ……?」
雅紀……。
俺が17歳になった時、お前も 凄く 大変だったろうな……。
………凄く、疲れた だろうな……。
……雅紀……、、 ゴメンな………?
「………。」
意識が遠のく瞬間に、雅紀の優しい声が 聞こえた。
「………しょおちゃん…、ありがと……。 ゆっくり、やすんでね…? おやすみ…… なさい……。」