月読命〖S〗 112 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。






S

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野







俺達のマネージャーが迎えに来て、一斉に 皆が帰って行くと、広い部屋は 一気に 静まり返った。



それでも寂しいという 感情にはならないのは、そこに 雅紀がいるからに他ならない。



スヤスヤと眠る雅紀の身体に ブランケットを掛け直し、俺は バスルームへと向かう。



シャワーで身体を洗い流し、解れた身体をタオルで拭いて、再び 急いで雅紀の元に戻ると、雅紀は先程と変わらずにグッスリと眠っていた。



ホッと、胸を撫で下ろす。



俺は無意識に、雅紀が居なくなる事への恐怖に 怯えていた。




今回は雅紀や メンバー皆が、俺を無事に 元の場所に戻してくれたのだと思っている。


こんな事は、二度と無い筈だ。



だけど もし 反対の立場になったら、俺は正常でいられるのだろうか...。



俺にとって 雅紀の存在が、どれ程大きく 強いものなのか、今更ながらに 思い知る事になった。



俺一人では、何にも  出来ないんだな...。



寝ている雅紀の前髪を掻き上げ、額にキスを落とすと、長い睫毛がフルフルと震え、唇が ムニっと上がった。




「......ん......、、」




小さな甘い声が 漏れて、可愛く 身を捩らせる。



ちょっかいを出したくなる気持ちを抑えて、その可愛い姿を 目に焼き付けるように いつまでも見入った。





「雅紀...、   ずっと...   俺の傍に居て...?」



独り言として発した声は、小さいながらも 掠れて 切なく 部屋に響いて 勝手に恥ずかしくなる。



雅紀をベッドに連れて行こうと思ったが、わざわざ起こすのもと思いとどまり、ブランケットを引っ張り 雅紀に重なるように 後ろから抱き締めて  眠る事を選んだ。



なのに 甘く柔らかい匂いに包まれてしまったら、項に鼻を擦り付け、脚を絡ませ、前に回した腕は雅紀の服の中に入り込み、指が勝手に皮膚を滑る。




「......ん...っ、、、、   ふ、、」




肌が熱を持ち、背中や 腰が  震えるように揺れた。





「......雅紀......?     起きちゃった...?」



「......ん...、   ぁ、    しょ......?」










❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
こんばんは。  お話、楽しみにしてくださり ありがとうございます。
そうですね。  もう、終わります。   長くなり過ぎちゃいましたw。
読む側の皆様にとっては、丁寧な物語では無いので 分かりにくい部分も多かったと思います。 それでも、読んでくださった事に とても感謝しております。
ありがとう。
ふふ。   思い出して頂いた時で良いんですよ。    私自体、更新も決まっておらず 勝手に投げ込んでしまっていますので 通知の面でも ご迷惑をお掛けしていると思います。 
身体の事も心配してくださり、ありがとうございます。  今朝は  本当に頭痛が酷くて、のたうち回り、 吐き、頭痛薬を大量に流し込んでも 痛みが治まらず、仕事に行けないかも...と本気で思いましたが、ちゃんと行けましたw。
気温の変化も大きく、体調を崩しやすい時期ですので、貴女も ご自愛くださいね。
ありがとうございました。