月読命〖S〗 89 | 櫻の葉色

櫻の葉色

左利きマジョリティ

「腐」です。


苦手な方は、回避願います。





M

*  M ⇉  雅紀    S ⇉  翔    J ⇉  潤   

      N ⇉  ニノ    O ⇉  大野








やっと俺から離れ、キッチンの方へ歩いていく「翔ちゃん」の背中を、胸を撫で下ろして見送った。



......助かった.........。



痺れる身体を横たわらせて、束の間の 休憩に ホッとする。




雑なんだけど、一生懸命で  激しい S  EX。

体力復活も、早い。



身体の隅々まで研究するように、短期間で勉強した成果を見せつけられて、体感させられる。



男なんてって 言ってた翔ちゃんとは、思えない。



若くて引き締まった嫋かな身体で 抱き締められる度に、何となくイケナイ事をしているように感じてしまいながらも、結局  イカされてしまっている。



愛されていると、自覚してしまう。


俺だから、こんなに執拗く愛してくれるんだよね...?




俺の身体に 欲情してくれた事が、純粋に  嬉しかった。



そりゃあ 31歳の 翔ちゃんだって、相当な 体力おばけで  相当に執拗いけれど、やっぱり 若いって...  凄ぇな......。



くふ。



同じ翔ちゃんなのに、面白いね。



怠い身体を横たわらせて  そんな事を 暫く考えていたけれど、何だかヤケに 部屋が静かな事に気が付いた。




部屋を見渡して、水を取りに行ってから 暫く「翔ちゃん」が 戻って来ていない事に、やっと気付いた。





起き上がり 重い身体を引き摺りながら  寝室を出ると「翔ちゃん」が、窓の外を 睨み付けるように 凝視したまま 立ち竦んで いる。





「…………。」




「……どうしたの…?     しょおちゃん…?」





俺に気付いた「翔ちゃん」が、振り返り  俺を 真っ直ぐに見つめた。





「……雅紀………。」





俺の名前を呼んだ「翔ちゃん」の顔は、何だか物凄く悲しそうで 今すぐにも泣き出しそうに見えた。



俺は、「翔ちゃん」の元へ 駆け寄った。





「しょおちゃん……?     どうし、、」



「何でもないよ。  何なに?    もしかして、俺が 帰って来なくて、寂しかったの?」




「ば…っかじゃないのっ///?    どっかで ねてるのかとおもって、しんぱいしたんだよっ。」





俺を揶揄うように笑って、肩を抱いて、「翔ちゃん」は  何かに逃げるように、 俺を引っ張って  寝室へと戻った。
















❀❀❀❀❀コメント返信❀❀❀❀❀
❀  コメントありがとうございます。
此方こそ、コメント頂き ありがとうございます。
「いいね」なんて、とんでもないです。 コメント、凄く嬉しかったです。
ふふ。  仰って頂いた通り、 17歳の翔ちゃんの「本気」に、雅紀が覚悟を決めました。コメント頂いた時点では 「いよいよ」でしたが、今はもうねw。
赤い月の謎は、解けるのかしら。 あんまり考えないで書いてしまうので、あまり期待しないで頂けると嬉しいですw。 何なら解けないで良いとさえ思っていますw。
仰る通りですね。 個々の活躍も勿論嬉しいですが、メンバー同士の絡みも是非また観たいですね。
ふふ。 櫻葉、大好きなんですね。  お部屋にお邪魔させて頂けば、一目瞭然ですねw。  櫻葉愛に溢れたお部屋で、とても素敵なお話をお書きになられていて、お話に合わせた雅紀や翔ちゃんの画がシックリと合っていて素晴らしいです。  よくハッシュタグで検索すると、貴女のお話が上がっているのを拝見しておりました。  少しずつ、お話も読ませて頂きますね。
私も、櫻葉 大好きです。
ありがとうございました。