本物は泥臭いものの中に埋もれてるかもしれない。
 

昔の映画ってすごいなぁ。
 

みな、分業じゃなく、

ひとつのストーリーを作るためにぶつかり合っていたんですよね。

黒澤監督と俳優の勝新太郎が主導権争いで対立し、

勝新が映画出演を断った。
 

お互いのプライドのぶつかり合い。

世界のクロサワからオファーがあったとき断ったのは

高倉健も同じ。
 

監督自ら何度も説得しに現れたが、
『居酒屋兆治』の撮影が始まってたので

義理を立てて断った。
 

黒澤映画の撮影は約2年間続く。

経費はあっというまに膨大にかさみ、

俳優に払うギャラがどんどん少なくなっていくのだと。
 

セットは何度でも作り直し。塗り替え直し。

本人が書く絵コンテは絵画レベルでそこにも時間がかかる。

資金調達のために映画撮影がストップなんてあたりまえ。
 
 

雲の巣城では、本当の迫力を求めて

三船敏郎に本物の矢を射かけるというすさまじさ。
 

昔からどうやって撮影したのか不思議だったけど、

本物だったとは驚き。
三船敏郎の形相がものすごいのも納得。
 
 

俳優の藤木悠が「監督もゴジラ映画を撮ったらどうですか」と聞いたところ、
黒澤も「面白いね」と乗り気になってしまった。

その話をそばで聞いていた東宝製作部の人間がこっそり藤木を呼び、

「黒澤さんが本気になってゴジラ映画を撮ったら会社が潰れるから」と
注意されたという。
 
 

そんな非効率な世界だった。。。。

そのなかに、本物があったわけだ。
 
 
 

日本映画のレベルってのは世界一だった。

世界中が日本の映画に心震えた。

スターウォーズは黒澤映画が元。

ルーカスもスピルバーグも、イーストウッドも、

タランティーノもみんな日本映画がなければ今のヒットはないわけだ。
 

その日本映画の中でも僕がナンバーワンにあげるとしたら

やっぱり『幸福の黄色いハンカチ』だろうなぁ。
 
 
 

爆破も起こらないし、CGもない。

カーチェイスも、アクションもない。
 

しかし、自分の心の中にある

『いとおしさ』を見つける事が出来る。
 

これはね、昔見た事があるという人にも是非また見てみて欲しい。
 

こんな時代だからこそ、

こんな泥臭いロードムービーの中に、

輝くような感動が埋まっていることを
見つけて欲しいんだよな。
 
 

※武田鉄矢と高倉健が最後に別れるシーンの撮影時、
武田は台本通りになかなか泣けなかった。
このとき、武田のもとに高倉が寄ってきて
長期間の撮影に感謝する旨を述べると、
武田は感激してぼろぼろと涙をこぼしたという
この瞬間にすかさず別れのシーンが撮影された。
 
 

※高倉健が刑務所から出てきたばかりの食事のシーンで、
あまりにもリアルな演技に現場は一発でOKが出た。
どうやったらあんな演技が出来るのか監督が訊いたところ、
高倉は『このために2日間何も食べていません。』と答えて
スタッフは皆、驚愕した。
 
 

※映画の後半部でトラックの中で流れる
「なごり雪」は武田鉄矢推薦で決まった。
監督に「最近の若い人ではどんな曲が流行っているの?」
と聞かれ、自分の曲である「あんたが大将」を
推したかったが、実際に流行っている『なごり雪』を
薦め、人生で初めて人に譲った体験だと語っている。

 
 


 

 

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