武田鉄矢の最初の映画、
幸福の黄色いハンカチ。
 
健さんが主演なんだけども、
助演の武田鉄矢は新人ながら賞をもらい
大注目された。
 
 
撮影1週間目くらいで、
武田鉄矢に『大将』というニックネームをつけたのは
健さんだった。
 
健さんが大将って呼ぶもんだから、
撮影現場のみんなが、
まだ演技もできない新人の武田鉄矢に少しずつ
親しみを持っていく。
 
気にかけてもらい、説教され、
そんな撮影所の人の期待に応えようとして、
武田鉄矢の演技も少しずつ花開いた。
 
いつしか監督の山田洋次からも、
セリフや演技についての助言を求められるようになっていく。
 
 
これは人タラシで有名な健さんらしいアプローチ。
 
『おい、監督はお前の演技しか見てねーじゃねーか。』
 
と、わざと拗ねた様子を見せてみたり、
 
健さんは相方の喜ぶ気持ちを引き出すのが上手だった。
 
 
健さんがみていてくれているのだもの。
武田鉄矢が成長しないわけがありません。
 

 
その後、金八先生のオファーが来る。
 
なんせ、金曜の夜8時といえば、
 
新日本プロレスと太陽にほえろの時間帯。
 
中学生や高校生が、そんな説教じみたドラマなんて
見るわけがない。
 
武田鉄矢はがっかりしたが、
全国区のテレビの主演。
 
家族や親戚がテレビに出るようになった姿をみて
喜んでくれるだろうという軽い気持ちで出演を決めた。
 
タイトルは金八先生。
 
脚本家と打ちあわせるとこういう話になった。
 
『苗字はまだ決まってないんです。』
 
『では坂本にしてください。坂本龍馬が好きなので。』
 
 
そして撮影が始まる日を迎え、
セットに入るとそこには、
 
坂本龍馬の写真が貼ってあった。
 
打ち合わせの会話の中のわずかな言葉を覚えていてもらって
そのエッセンスがが、作品の中の一部になる。
 
坂本龍馬が好きだと言い放った、
自分自身の生き方をこの役に込めなければいけない。
 
軽い気持ちから、
身を引き締めたのはいうまでもないだろう。
 
 
自分の言葉や行動を、
しっかり汲み取ってくれる人がいる。
 
ちょっとした言葉を聞き逃さずに、
それをケアしてくれる。
 
そんな存在がそばにいると、
周りにいると、
 
人間はその愛情や期待に応えようとします。
 
 
その結果、金八先生はそれまでの熱血先生ドラマではなく
社会派ドラマとしての稀有な存在として
輝く存在となったのです。
 
 
人に成長してもらおうと思ったら、
その人のことをしっかり見つめること。
その人らしい部分をみつけて、
それを伸ばしていくことが大切です。
 

 
 

 

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