共同体に参加すると貧困層は億を越える | 空気の意見 

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過去の規制緩和による捻れた競争社会に、公正な競争を導入し、不当な競争から労働者を保護しよう! 介護福祉は国営化。国が労働者管理機構をつくり、労使へのアクセスとバックアップ、フィードバックを強化し、労働者達へのセーフティーネット強化の土台をつくろう。

 少しブログをいじりました。リンクと画像が減ってスッキリです。
経済系ブログへのリンクも増やし、題名から「東アジア共同体云々」を外しました。
東ア共同体について書くことは特にはありませんが、最後に少しだけ触れてみます。
 
 東アジア共同体の統一通貨などはかなり妄想がはいった主張です。
さいきん日本のメディアはなにかと「下流」とか「格差」とか叫んでますが、
「本当の貧困層」が共同体になることで日本にも組み込まれるわけです。
 中国の農村部の貧困層とかアジア各地の貧困層は凄まじいわけですから、
それを何億人(もしかしたら十億単位?)も支えることになります。
中国だけでも人口、食料、エネルギーなどの問題は深刻なのにどうするつもりなのか。

 ドイツやフランスなどはEUへかなりの額を拠出しているので、
日本も東ア共同体内の参加国の中で一番多額の拠出金をだすことになるでしょう。
人的移動で貧困層はたくさん日本に来るかもしれません。
 それに経済政策も硬直してしまい柔軟性を失う可能性が高いと指摘されています。
 ASEAN+3、実質「日本、韓国、中国」で彼らを牽引する。
ハッキリいうと「+3」が破綻するとASEANには力などありません。

 識者のお花畑妄想に「経済的にどうする」、「貧困層をどうする」という
現実的、経済的な計画もアウトラインなどもほとんど見受けられません。
なるほど、確かにアジアは世界第三位の市場ですが、
一位と二位の欧米とは「政治体制、経済規模、教育、福祉、etc....」において、
日本一国ならまだしも、アジア地域内でみると足元にも及んでいないのが現状でしょう。
 ASEANとアジア周辺国への影響力を巡る各国の思惑や、
ASEANの前時代的な欧米嫌いなどが事態を複雑にさせていると考えています。
「破綻が見えている共同体へ参加してどうするんだ」というのが僕の考えです。

 ところで、日本の政治家と識者は「理想論者馴れ合いクラブ」でもあるのかしらん。
こんなものを何故推進しているのか、不思議でしょうがないですけれどねぇ。