地球はともだち “デザイナーたちのエコ・リレー” -8ページ目

「私たちの大地は、水。・・・・」内山照一

081024

 

       かつての地球は、人間が、自然を多少はあらっぽく扱っても
       許容するだけの力がありました。
       また、人間も自然崇拝の気持もあって
       行動を自制する心が働いたのです。

        

       いま、現実の社会において、3つの崩壊があると言われています。
       それは環境、共同体(家族)、精神文化です。

        

       環境破壊は、それらが相互に関連して
       人間の価値観、存在をも問われていると思います。

        

       自然というものは、「これが自然です」と
       手に取って示すことが出来ないもの。
       人間の心に存在する美意識のようなものです。

        

       この水の写真は、写真作家 鈴木瑩子さん。
       「水」通して「愛」と「人生」を表現している人です。

 

       内山照一


 

       ::

            豊かで美しい水に
            私は魅せられてしまったようです。
            つらいとき、かなしいとき。
            水は私を癒し、励ましてくれます。
            

            鈴木瑩子

「落ち葉便り」地球はともだちより

<秋のポストカード>
 
081017

紅葉は山の上から始まり、だんだん里に下りてきます。
東京・新宿御苑の散策路を歩くと
いろいろきれいな落ち葉を拾えます。
葉のかたち葉脈、色を見ていると
自然の不思議さを感じます。
とくにユリノキが面白いかたちで好きですね。
 
 

「今世紀末には、現在より5℃高くなる。」大橋 彰

081010


一昨年の地球はともだちポスター展に出した作品です。


地球温暖化は、人間の産業活動に伴って排出された温室効果ガスが主因となって引き起こされた気候変動です。地球のあらゆる場所に影響が及び、氷雪の減少、海水面上昇、洪水、酷暑、ハリケーンなどの異常気象、生物種の絶滅、真水資源の枯渇。氷河期の平均気温はいまの平均気温より3~6度低かっただけだです。


これから100年間にこのまま何もしなければ、5℃も上昇してしまいます。CO2やメタンやフロンなどの温室効果ガスの削減を非常に努力した場合は、100年後に1℃の上昇ですませることが出来るそうです。


大橋 彰

 

★地球はともだちより、ダウンロードできる「秋のポストカード」をご用意しています♪

「太陽に、地球に、ありがとう。」吉田修一

0801003


毎日、登ってくる太陽。曇りや雨の日も、雲の向こうにちゃんといて、我々の地球を守ってくれています。


でも、今、地球の危機はどんどん進行しています。太陽がどんなに暖かく守ってくれても、もうおそいということになるかもしれません。


地球の危機に目を向けましょう。
そして、地球にも私たちの心にもいつも太陽が登るようにしたいものです。

 

吉田修一

 

★地球はともだちより、ダウンロードできる「秋のポストカード」をご用意しています♪

「たまには、はがきで、メッセージを」地球はともだちより

<秋のポストカード>
  
080926

落ち葉の季節が近づいています。
芸術の秋、読書の秋・・・秋の夜長にスローな気分で、
親しいひとに季節のおたよりはいかがですか。
 
地球はともだちのホームページから、
2タイプのポストカード用の画像がダウンロードできます
この作品のデザインは村上祥子・もう1作品は吉田佳広です。
 

「山は好き!水も好き!地球はとてもたいせつ。」進藤洋子

080919

川のほとりの物語


最後の夏を惜しむような強烈な太陽の日差しに驚かされていたら、

夕方、空一面がグレーの雲に覆われて、稲光がしたり、小雨も降り出してきました。
私はあわてて家を出ました。私を待っている可愛い友達のところへ。
住まいの裏を流れる入間川の土手に来ると、数羽の鴨がいました。

ぽんぽんぽんと手を叩くと遠くの草むらからも鴨が飛んで来ます。

土手に腰掛けてエコバックの中からパンの包みを出して少しずつばらまきます。
20~30羽の鴨たちが平等に食べれるように最近は細かく切って来ます。

そうしないと強い鴨だけが食べて弱い鴨は遠くから眺めるだけです。
40センチほどの鯉も負けじと、大きな口をぱくぱくと鴨の間でひしめき合います。
ときどき鴨が足を噛まれて飛び上がったりします。
足の悪い鴨や、まだ大人になっていない鴨たちにもパンが届くように
遠くに投げたり、右の次は左の土手へと結構気を使います。
今年は小鴨がたくさん生まれました。小鴨が一人前に大きくなった頃
親鴨たちはいなくなりました。 なぜ? どこへ・・・・
私の姿を見ると、ひょこひょこと駆け寄ってきた私の愛した
マリリン(バリケンと言ってアヒルに似た鳥)も
昨年の大雨で、どこかに流されてしまった。ずいぶん探したけれど・・・・
今も思い出して胸きゅんとなる私だけれど・・・・。
入間川のほとりのともだちとの触れ合いは、私にはこころ癒される楽しいひとときです。


2008.9  進藤洋子 http://www.sumino-kaori.com/

「GOOD LIGHT?」浜野史子

080912
 

このサイズでは見にくいですが、「あったかい、あかるい、心地よい、はいつまでそこにあるのかな。」というサブコピーがついています。


今の社会はとってもとっても便利でらくちんだけど、ホントはひとつの電球の上にしがみついているようなものなんじゃないかな。この電球、いつから使ってるんだったかな。 確かずっと点けっぱなしだったような気がするな。  寿命はどれくらいだったかな?


そんなことを考えてつくりました。


2006年ポスター展の作品です。


浜野史子 http://members.jcom.home.ne.jp/whoo-c/

「ストップ温暖化」池田秀夫

080905
 

2007年環境ポスター
 

北極で餌をとるために沖に出たシロクマが溺れるといった事態、南極ではペンギンが卵を産みながら、足下の氷が小さくなって別れ別れになり育てられなる。ヒトがこういう状況を作りだして、少しでも挽回できるのもヒトでしょう。

 

池田秀夫 http://www.jacket-inc.com

~ Cow Parade 東京 丸の内 2008 ~ 浜野史子


080903
 

バトンタッチの前にお知らせです。


東京・丸の内で開催されるパブリックアートイベント『カウパレード東京丸の内2008』に参加します。
アーティストがペインティングや造型を施した約73体の実物大のウシのオブジェが丸の内界隈の路上や パブリックスペースに展示されるというもの。スイス発祥で、世界各地でも行なわれているアートイベントです。東京での開催は3回目。

開催期間は 2008年9月5日(金)から10月19日(日)まで

浜野史子のカウはNo.08
大名小路沿い 新有楽町ビルみずほ銀行前(JR有楽町駅のビックカメラのすぐ脇)に設置されます。

カウパレード公式ホームページは→
こちら
ブログ では制作過程など、随時お伝えしています。


浜野史子 http://members.jcom.home.ne.jp/whoo-c/


「ひとが創り、ひとが育み、伝えてきた風景がある」村上祥子

080830
 

昨年の地球はともだちポスター展に出した作品です。
 

作秋、山口、益田の雪舟と重森三玲(昭和の作庭家)の庭園をめぐる旅に行きました。
庭というある空間のなかに宇宙をとじこめてしまうという日本人の庭園造りは、そのまま反転して外への広がりを持つものだと思います。庭が造られた昔から、ずっと大切に木々を育てて保ってきたこころは、自然そのものを思う気持ちにつながります。そうした、潜在的に自然と親しむ素質のある私たちであることを、思い出してみたいというメッセージを込めました。

では、次のメンバーにバトンタッチです。
400メートルリレーのバトンパスのように!

 

村上祥子