アルジェリアテロ被害者実名報道事件に見るジャーナリズム

ジャーナリストを志す人たちに対して、
心構えを試す有名な質問がある。
「戦場で負傷している人に遭遇して、
人命救助を行うか、
それとも報道を優先するか。」
人命救助を優先したら、報道されるべきことが報道されず、
さらに多くの犠牲が出るかもしれない。
報道を優先したら、助かるかもしれない人を見殺しにしてしまう。
この問いかけに対して、明確な答えはない。
ただ、どちらの選択肢を選んでも、その人は地獄の苦痛を味わうだろう。
ジャーナリストにはそういう覚悟が必要であるということを表している。
さて、今回の報道問題に目を向けてみると、
果たしてマスコミはこの”地獄の苦痛”を感じているのだろうか。
もし、被害者の痛みを理解せず、
土足で心情を踏みにじっているのであれば、
それはジャーナリストではなく、
単なる野次馬に過ぎない。
