あわててパンやご飯を飲み込んでのどに詰まりそうになったことありますか?
私は結構よくあるんですよね。早食いは慎もうと思っているのですが、
時々人知れずのどに詰まらせて目が白黒させています。
大きなものって飲み込みにくいですよね。
仕事も同じなんです。
私は仕事柄いろいろな会社の方と様々な課題についてお話をすることがあるのですが、
大抵の場合、現状を改善する為に何をするべきかという課題はおぼろげながら分っている方が多いのです。
ただ、どうすれば課題を解決できるかを考えるときに大きな壁がある。
その壁の大きさに圧倒され、それを乗り越えることができずに結局、
課題は課題のままで終わり、何度も同じ議論を繰り返したり、
課題を確認する為だけに時間を費やす会議を行うことになってしまうのです。
その時に意識して頂きたいのが「細切れにする」という今回のtip。
具体的にはどのような背景でそうなっているのかを一つ一つ書き出してみる。
その書き出したものに対してもどのような背景でそうなっているのかを調べて書き出してみる。
それを繰り返し、一つ一つを細分化してみると・・・木が枝分かれしたような図になりますよね。
これはロジックツリーという問題解決に有効なツールなのですが、
小難しいことはさておき、そうした図を描いて整理してみることが重要です。
それを眺めていると「あ、こういうところもあった」という気づきも生まれてきます。
こうした考えるプロセスを女子高生相手に講義したことがあるのですが、
その時のテーマは「ジョニーデップの恋人になるには?」とか
「小泉首相に会って食事をするには?」といった一見、非現実的なテーマでした。
その課題を4,5人のグループで細分化していって頂いたのですが、
やり終えた後の感想では、「不可能だと思っていたことも一つ一つ実行していけば
案外実現可能な気がする」という意見がたくさん出ました。
これも「細分化」の効用です。
仕事での課題、家庭での課題、スポーツでの課題、漠然とした不安や疑問を
そのままにしておかずにそれを細分化して書き出してみてはどうですか?
次回は細分化した後、どのようにすれば課題そのものが解決されていくか。
その為に必要なtipをご紹介したいと思います。
それでは。