今回は少しむずかしい宗教がらみのお話もあります
キリスト教ではないので誤った表現もあるかもしれませんがご了承ください
本日は灰の水曜日
さて灰の水曜日とはなんでしょうそれは後ほど説明いたします。
本日、灰の水曜日から40日間のクアレスマが始まりセマナサンタへ入ります
セマナサンタの日曜日(ドミンゴデパスクア)までこの宗教行事は続くのでご注意ください
無宗教だし関係ないかなと思った方、メキシコ人従業員や、お友達と出かける時の参考にもなる話なのでもう少しお付き合いください
宗教の話に興味ない方もこの情報はメキシコ生活において大切です
あ、【お肉が好きな人は】です
本日(2024年は2月14日)の灰の水曜日、クアレスマ中の金曜日、セマナサンタ中の(木曜日)、金曜日は赤肉を食べません。
ということは…大好きなタコスが食べられない日ということになります。
最近のタコ屋は空いてるとこも増えていますが、宗教心が強いタコ屋や行事を重んじるレストランなどは臨時休業しています
ステーキガッツリ食べるつもりの方は肉の提供をしないレストランや、期間限定のシーフードメニューを取り入れたり変わったりするので気をつけてくださいね
シーフードレストランも混むので注意。
ここからは宗教の話になってくるので興味のある方のみでオッケーです
灰の水曜日・Miercoles de ceniza
「灰の水曜日」は、キリスト教の伝統において、四旬節(Cuaresmaクアレスマ)の始まりを示す日です。
通常、復活祭の40日前に当たります。この日、信者は教会で特別な儀式に参加し、司祭から灰の十字を額に押されます。
『あれあの人額になにか付いてるな』と思ったら信仰心の強い方が教会で灰で十字を作ってもらったということなんです
この灰は前年のセマナサンタの日曜日(Domingo de Ramos)で使われた聖なる葉を焼いて作ります。
あの皆さんのおでこにある十字灰は1年も保管されてるんです実は知らなかったのでびっくりです
家庭にもよりますがセマナサンタは単なる連休ではなく、娯楽を禁止し大人しく読書をしたり、家族とひっそりと過ごす習慣でした。
テレビもつけちゃいけないなどあったようですが、今はもう少しライトな家庭が増えたようです。
四旬節・Cuaresma
「四旬節」(しじゅんせつ)は、キリスト教の宗教的な期間を指し、通常は復活祭(Semana santa)に向けての40日間の期間を示します(日曜日カウントなし)。
四旬節は、灰の水曜日から始まり、復活の日(復活祭)まで続きます。
この期間は、信仰心の強いキリスト教徒家庭では断食、祈り、懺悔、慈善活動などを通じて精神的な準備をするための特別な時期とされています。
四旬節では、特に金曜日や聖金曜日などの特定の日において、肉の摂取を控えることが奨励されることがあります。
これは、イエス・キリストが受難の苦しみを経験した日にちなんでいます。
代わりに、魚や野菜、果物など、非肉食の食品が選ばれることが一般的です。
聖母週間・Semana santa
日本人にとってはよくわからない3月末から4月中旬あたりの連休ですが実は深い宗教的な意味があるのです。
キリスト教の伝統によれば、イエス・キリストは「聖金曜日」に十字架にかけられて死亡し彼は埋葬されました。
具体的な日付はグレゴリオ暦によって異なります。
埋葬後、イエス・キリストは死後3日目に復活しました。
この出来事は「復活の日」や「復活祭」、または「イースター」として知られています。
メキシコではセマナサンタであり、セマナサンタの金曜日に亡くなり日曜日に復活したということになります。
まとめ
灰の水曜日から40日間後のセマナサンタまでの金曜日は赤肉を食べない期間。
カトリックやキリスト教の信者がイエス・キリストの復活を祝うために懺悔など断食、禁欲をして過ごす。
①断食と禁欲: 信者は四旬節中、特に灰の水曜日と聖金曜日に断食と禁欲を行うことが期待されています。
②祈りと反省: この期間中に祈りや反省を深める時間を過ごす。教会では特別な礼拝が行われ、信者は精神的な活動に参加することがあります。
③慈善行為: 多くの人々は四旬節を利用して慈善行為に参加し、最も必要な人々を支援します。寄付、ボランティア活動、地域奉仕などが含まれます。
④宗教的な祝典: メキシコの一部の地域では、四旬節中に特別な宗教的な祝典を行います。特に聖週間(セマナサンタ)にはこれらの行事が目立ちます。
いかがでしたでしょうか
自信がなかったのでメキシコ人スタッフへ何度も確認しました
いずれにせよ、今日のタコスはお預けですね…
我慢我慢…