ティップランを考える上で重要な事! | 太田武志のクレイジーオーシャンスタイル

ティップランを考える上で重要な事!

昨日低水温時の考え方について書かせていただきましたが、

今日はこれを!
$クレイジーオーシャンのティップランエギング-2141
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リアルタイムで、海水温(表層)ですが解ると思います。

ちょっと話はそれますが・・・・・・

ティップランというエギングを発表してから、
毎年、これからの時期に問題となるのは

ティップランをしたいのか?それとも、
釣り方に拘らず、アオリを釣りたいのか?

もう、何シーズンかを経験した方なら、ご存知だと思いますが、
どすしても、ティップランの一連の動作の気持ち良さ。

合わせた時の快感等、それが好きという気持ちは解ります。

ティップランでアオリを釣るというのではなく、
あくまでも、エギングの中の一つの釣り方です。

バスフィッシングでは、トップも有れば、クランクや、バイブレーション、
スピナーベイト、ラバージグ、ワームだけでも、あらゆる釣り方が存在します。

今更、皆にバスフィッシングをしましょうとは言いませんが、
自分のフィッシングスタイルの中で、バスフィッシングは
ティップランいや、エギング、ジギング、ロックフィッシュ、
シーバス等、全てのルアーフィッシングの中で、
沢山のヒントをもらいました。

バスフィッシングをやっていなければ、
ティップランは絶対、誕生していなかったと思います。

あまり書くと、何てティップランは難しい釣りだと
思われるかも知れませんが、
何度も言いますが、ティップランはあくまでも、
アオリイカを釣る上での一つの釣り方です。

パターンにハマれば、絶対釣れると思いますが、
決して万能では有りません。

それはどんな時か・・・・・?

一番厳しいのはシャロー(浅い場所)でのエギングです。

ティップランの場合、絶対避けれれないのが、
アオリイカの上をボートが通過するという事。

もし、水深10Mで底が見える状態で、エギより先に
自分の頭の上を、何か解らない大きい影が通過したら
どの様に思いますか?

関係無いという方もみえると思いますが、
自分は絶対影響があると思います。

百戦錬磨のモンスターアオリになればなるほど、
警戒心は強くなると考えます。

さらに、アオリイカも縦の動きに反応する個体、
横の動きに反応する個体。

秋のアオリと春のアオリの違いは
そこに有ると考えています。

それを考える上での目安となる水深が10~15Mだと思っています。

これからの季節、寒い日だけでなく、三寒四温と呼ばれる気候が一層、
強くなります。

四温の時期はもしかすると、南や東からの爆風の日になるかも知れません。

でもその南からの爆風の影響で、変わる物が有ります。

$クレイジーオーシャンのティップランエギング-02121
黒潮の動きもその一つです。

東や南からの爆風に押し上げられるので、多少なりとも、
水温にはプラスになると考えます。

昨日の話とも関連しますが、
海水が最低水温になり、少しでも上昇すれば、
アオリは一気に浅場に動きます。

寒い日になり、また水温が下がればどうなるの?

秋は深場の方が水温が高く、
またその高い水温の場所にベイトもいました。

ここで良く勘違いしてしますのが、
秋のティップランしか経験のない方です。

単純に寒くなったからディープ(深場)にいるだろうと、
また40Mや50Mを狙いたくなる場合が有ります。

でも全くいない訳ではないですが、
大きな、アオリイカの動き方としては、
比較的、浅い場所に留まっています。

水温が上がれば、すぐに10M以内でもベイトを捕食出来る場所。
それも、北西の風の影響を受けにくい、風裏となる少し深い場所。

ここまで書けば、バスフィッシング経験者なら解ると思いますが。

更にこの時期に水温が上昇しやすい場所にいるのではないかと考えています。

もっと書けば、水温が上昇しやすい場所は、低質が岩など硬い場所なら、
つまり岩礁帯で、太陽の光を吸収しやすい場所か、その近く。

必ず、そんな場所にはベイト(小魚)もいます。

絶対アオリイカはいない訳ではありません。

なぜなら、深場には動きにくいからです。
深場に行っても、決して快適な環境ではないからです。

ある程度の水深で、じっとしていて、
水温が上がる状況、潮なのか太陽なのか
そのタイミングでしか捕食しないと思います。

これからの季節は30M以内、それも20M前後で、
北西の風が当たりにくく、水温が上がりやすい場所。
太陽の影響で、水温が上昇しやすい水深。
絶対そんな場所には、ベイトもいます。

そこを、ティップラン&Sフォールで、
状況に応じて攻め方を変える事です。

これはあくまでも、三重を中心とした自分なりの考え方ですが、
先日の串本のようなアカイカ系アオリイカはまた別の動きをすると考えます。

今日は少し長い話で、ご存知の方もみえると思いますが、
春アオリを釣る上では、絶対理解していただきたい事だと思っています。

たまたま釣れた1パイではなく、釣り方を考えた上での1パイも楽しいです。