昨晩20:30
おばあちゃんが
他界した。

これをここに書くことを迷ったけど、
ここに書き留めることで
それがおばあちゃんに届くような気がしたので、
書こうと思う。

享年95歳

何度もおばあちゃんが危ないっていう場面には
出くわしつつ、
それでも一生懸命生きていたおばあちゃん。

去年脳梗塞で倒れてから
しゃべることも私のことを理解することも難しく
なってしまっていた。

そのときから、覚悟はできてたし、
もう長くないってのもわかってた

けど、それでも生きてたおばあちゃん。

3月最後に会いにいったときも、
もう正直生きてるんではなく、
生かされてるという感じではあった。

それでも一生懸命生きてたし、がんばっててほしかった。

でも、きっともう一生懸命生きたんだと思う。
彼女なりに満足した人生を送れたんだと思う。

彼女は自分は死んだら、臓器提供か献体すると決め、
自分で病院の手配をしていた。
お葬式もお通夜もそういったことはいっさいしない
それが彼女の遺言でもあった。

父はそれを受け入れ、結局亡くなった今も、
普通ならばたばたする夜なんだろうけど、
私はこうしてここで、こうやってブログを書いている。

正直、なんだかんだお葬式はおばあちゃんをきちんと、見送り、
気持ちの整理をするそういう場面だと思うから
やってあげたいというのは私の気持ちだ。

でも、おばあちゃんの遺言だと
それを貫く父をたてたいと思う。

まだ元気だった頃
あれは90歳くらいだろうか。
そんな老女でも彼女は私たち姉妹が
遊びにいくと説教ばっかりだった。

しっかりしなさい。
ちゃんと生活しているの?
すごいなーといつも感じていた。

父に内緒でたばこを吸うほど
たばことお酒が好きなそんなおばあちゃんだった。

そんなたばことお酒を
すでにお墓に爪を埋めていたらしい、おじいちゃんのいる
お墓にお供えしてこようと思う。

もうおばあちゃん入ってるかな。
おじいちゃんと再会したかな。
まだうろうろしてるかな。
どうしてるかな。
悲しいけど、大往生だったよ。

写真とかあんまり飾らないんだけど、
おばあちゃんの写真は確か一緒に撮ったのが
あるので、それを飾ろうと
写真立てを買ってみた。

おばあちゃん、元気でね。