ニッコリ笑った写メ保存完了。
更衣室を後に、クリーム色の通路を歩く。
シーンと静まり帰って活気がない。
人の気配がないのが淋しい。
人が集まらない特殊な職場なのに、
ここまで大きな自社工場 を作る必要
があったのかは疑問だ。
税金の無駄遣いが問題になってる
のに多額の無利子出資を強行したことも
不思議だ。
少しづつ足は事務所に引き寄せられる。
ストレートの女性が、ミホに気づいて
応接室に案内してくれた。
そして誓約書を渡される。
小さな文字で沢山書かれていたが、
ここで見たものは企業秘密のため
漏らさないという内容の書類だった。
保証人も2人必要らしい。
別にただの臭い原材料をどうこう
する人がいるか疑問だ。
一応署名したがちょっと不愉快だった。
ストレートの女性「柳田 玲子です。」
と挨拶した。
ミホ「河合 美穂です。」
部長 と課長に挨拶して、総務の女性にも
挨拶した。広い事務所に4人だけ。
机も余ってる。 ストレートの女性
玲子さんがテプラを用意してくれた。
シールを4枚作りノートに張り付ける。
新しいボールペン🖊を用意してくれて
ノートに罫線を書くように頼まれた。
このボールペンがまたにじむ。
インクが大量に出て使いずらい。
見れば分かりそうなものだが、
あえてこのボールペンを渡すところ
が微妙だ。親切に見えて嫌がらせとか。
まあこれで書くしかないか。
書く前にティッシュで拭いて、書いてる
うちに大量にインクが出て滲むペン
その都度拭くが油性インクなので
乾きも悪くそれなりの仕上がりになる。
手も真っ黒になった。
机のビニールカバーは、ベタベタしてて
物差し📏もベタベタしていた。
ここにある全てのものが、ベタベタして
気持ち悪い。脂の混じった悪臭。
パソコンの中にはファイルがいっぱい
あってややこしい。
出入りが多いので、誰が作ったもの
かわからず手付かずだった。
紙の仕事も多いらしく面倒な感じだ。
玲子さんが、「私、入社してまだ1年
経ってないのよ。ここ出入りが多くて
それに、さっき挨拶した総務の女性は
7月末で辞めるのよ。」
ミホ「え!。」思わず絶句
皆んな入っても辞めるのだ。
限りなくブラックに近い。
玲子「2人 7月に入って来るわ。地方の
高校を出て、都会で仕事探ししてた
らしい の。」
玲子「7/5金曜日に新入社員歓迎会するから
ミホさんも参加ね。」
案内を渡された。仕事終わりに、送迎バス
が来て、皆んなでボーリングをして、
飲み会に参加らしい。帰りは22:00前らしい
参加費用は無料で、理事長の奢りだった。
おそらく皆んなで、仲良くなって
辞めずらくする作戦のようだ。
席も決まっているらしい。
ますますおっくうになるミホだった。
どうせ辞める予定に変わりはないが
ちょっと様子見 1か月という所。
あてにされると困るのだ。
鼻は3時間滞在で限界に達していた。
涙も出てくる。
理事長は80歳を越えて、現役だが厳しい
人らしい。ちょっとボケてるのか何人も
運転手が変わる程の暴言も吐くらしい。
会社も癖があるが理事長はもっと癖もの
らしい。女性には優しいから大丈夫
らしいが、キチンとした電話応対しないと
切れられるらしい。
理事長が来た時のお茶、湯呑み
などを教わる。初日から私がお茶だし
担当のようだ。
話かけられたところで、気の利いた
会話もできそうもなく、怒られないよう
最新の注意が要求されるのだ。
ミホは具合が悪くなってきた。