履歴書と職務経歴書を会社に送り、1週間ほどして面接の連絡があった。
おろしたてのリクルートスーツに袖を通し、髪をまとめてスッキリとした印象にしあげる
ポイントに、赤いリボン🎀を髪に飾る。
鏡には、清楚な感じの自分が写っている。
これで大丈夫。心の中でつぶやく
39歳を過ぎたミホは、事務の仕事に
つきたかった。
手あたり次第、履歴書と
職務経歴書を送る毎日。
職安から、面接Okの求人を見つけると、その場で予約を取り付けて面接に行く。
鞄には常に、履歴書と職務経歴書を
3部程入れて準備している。
そこまで急ぐ理由がミホにはあった。
来月40歳になる。
世間で言う40歳フィルターにかかってしまう
1歳ぐらいと思いたいが、そうでもないらしい
ギリギリ30代で決める事に意義がある。
日本の年齢差別というのは、異常過ぎる。
年齢で落とすのが当たり前。
35歳過ぎただけでも、後回しにされてしまう
企業が求める適齢期はとっくに過ぎている。
若い時期はごく僅かで、ほとんどの人生は
おじさん、おばさんで生きるのにおかしい
早く楽になりたい。
自分をギリギリまで追い込む。
1日4件の面接を入れて、朝から
夕方まで職探し
何を話して、どのくらい採用される
可能性があるかなんてのも分からない。
電池が切れるまで、ただただ走るのみ
ポツポツ雨が降り出した。