突然のことでした。
弟が一般病棟に移ったとの連絡が入りました。
もともとICUが満床だったらしく、一番安定しているということで
弟がトコロテン方式に一般病棟に移ることができたのだそうです。
一般病棟に移ると面会の制限がほとんどなくなり、
今まで一日15分だけだった面会が12時から20時半まで好きなだけ
病室にいられることになります。
また、ICUでは面会は同居している家族だけしか許可されないのが
一般病棟になると友達も祖父母も呼ぶことができるので
これはとてもありがたいことです。
今日は弟の友達が3人きました。
どの方もとてもいい人たちでした。
2組目の友達が来たときはずっと眠っていた弟も右目だけをはっきりあけて
ぼんやりその友達を見ているようでした。
友達との連絡係を一番下の弟が完全に放棄したため
私が各方面の友達に病院の場所とか病室とか時間を送信しているのですが
これがまた結構たいへん。
もともと携帯2台持ちだったので、これで3台目です、もう携帯いらない><
長いような、あっという間なような、今日で事故から2週間が過ぎました。
2週間前の私はまさかこんなことになるだなんて
知るよしもなくて、きっと就活と稽古とバイトでパンパンなスケジュールを
こなしていくハズだと、それ以外考えられなかったんです。
正直まだ現状を受け止め切れてません。
弟とは1歳違いで、物心ついたときから、そばに弟がいるのは当たり前で
それをこの2週間で、もう今までの弟が戻ってこないと理解する
ってのがそもそも無理な話で・・・んー何というか
前も言ったかもだけど、
病院にいるのは確かに弟なんだけど、でも私の知ってる弟じゃない
やっぱり心のどこかで認めたくない自分がいるんだと思う。
認めない方がしんどいって分かってるんだけどね、なかなかうまくいかなくて。
思い出すのはキレイな思い出だけで、
さんざんケンカもしたし、言い争いもしたし、意地悪もされたし、したし
そういう思い出こそいっぱいあったハズなんだけど
思い出すのは酔いつぶれたときに車で遠くまで迎えに来てくれたこととか
一緒に「鷹の爪」の映画観にいったこととか
夜中に今後の人生設計について話したこととか
ホントにいいところばっかりで、それが何か悔しいし、悲しさ倍増させてる要因。
普段、何気なく過ごしている日常がこれほど幸せなものだったかなんて
どうして気づかなかったんだろう。
まぁそれも今だからこそ言えることで、気づいてたところで私には
どうしてやることもできなかったと思う。
こう四方八方にふさがれた時に、一番話したいのはやっぱりその弟で
まだ幼さが残る一番下の弟じゃ、ちょっと違うんだぬ、未だに夜中までR15のゲームやってるしw
2週間が経つと、当初もってた、劇的でワンダフルなサムシングへの期待も
だんだん怪しいと疑い初めて、やっぱり弟は目は開くけど意識はない状態のままなんじゃないか
って不安が徐々にわき上がってくる。
それが現実になったときに私はそれを受け止めきれるんだろうか。
つのる期待も、よぎる不安も
もういっぱい体感しました><
弟が元には戻らなくても世界はいつも通りまわってるのが、ちょっと寂しいんじゃい!