2020年、シーズン開始時はここまでの高順位をファミリー以外の誰が予想しただろうか。
そんな名古屋グランパスの2020シーズンの振り返りをしてみよう。暇なので。
基本的にこの11人は迷わず選定できたと言えよう。
唯一考えたのは成瀬竣平である。
開幕から宮原の穴を埋める十分な活躍を見せ、下部組織時代は攻撃の選手だったこともあり攻守ともにプレーが光っていた。RSBだけでなくRSH(稀にRWB)でも使えるのはとても魅力的だった。
ただ、シーズン途中で加入したオジェソクの守備はもう、僕にとっては至高としか言いようがなく、素晴らしすぎた。
そんなわけでこの11人とさせてもらった。
では初めに攻撃陣の評価から。
鳥栖から金崎をレンタルで、湘南から山﨑、川崎Fから阿部を完全移籍で獲得。半年ぶりに相馬とマテウスが復帰した今シーズン
昨年の終盤と比べ大きくメンバーが入れ替わった部分である。
和泉やジョーが抜けた穴は充分カバーできたように感じる。
ただ、金崎と山﨑を怪我で失ったシーズン終盤を中心に、取りたい試合で取り切れずスコアレスドローに終わる試合も多かった。
ただ浦和戦のように爆発的に点が取れる試合も多かったため、あとは平均値の引き上げが課題に感じる。
青木、杉森、アーリアが移籍する訳だが、C大阪から柿谷、川崎Fから齋藤を獲得し、さらなる競争、そして得点力向上を願う。
もうひとつの課題としてCFの年齢層が高い点が考えられる。20代半ばの高身長(外国籍)CFとか1人取れたらいいなぁ…って。
次に守備陣の評価である。
なんと言っても今年の守備はこれまでと違った。
28失点と全試合数の半数となる17試合のクリーンシート
横FM、神戸、G大阪、清水以外の13クラブにはクリーンシートを達成している。
GKのランゲラックを始め、CBの中谷、丸山が全34試合をフル出場、ボランチの稲垣も34試合で先発、33試合のフル出場を達成している。
(攻撃陣ではマテウスが34試合出場33試合で先発)
今シーズンの過密日程をこれだけフル稼働できる選手が多かったことは、間違いなくこの結果に影響しているだろう。
2021シーズンにはC大阪から木本の加入が決まっているが、どのような影響をもたらしてくれるのだろうか。
来シーズンもこの、Jトップクラスの守備を続けて欲しい。
今シーズンは第1節が終わった後に、長期的な中断という前代未聞のシーズンとなった。
カップ戦も簡略化され、ACLも短期決戦的に行われた。
そんなシーズンにも関わらず、しっかりと結果を残せた。
来シーズンはACLもある。
期待したい。それだけである。