街コンに通うにつれ、期待というよりは居ないんだろうなぁ

と後ろ向きに思う自分が現れていた。

初めての街コンでのあのウキウキ感は婚活疲れと共に期待を奪っていった。


でもこの時の私は早く見つけなきゃ、とパーティーに参加する事を義務ずけるかの様に参加していた。


何故か横浜にはいい出会いがあるかもと思っていて、横浜開催の街コンに今回も参加した。

もちろん1人で。


参加してみると、ほとんどがツインで参加していた。


私、ういてる・・・


そしてこのパーティーなんかノリが違う。

司会の女性がけん玉ゲームや好きな食べ物当てっこゲームについて説明している。

結婚式の二次会でもやらない様な誰が考えたんだ一体と思える様なゲームが落ち込んだ心にとどめをさした。

司会の女性のノリノリの声が響いている。


ゲームに参加しなきゃいけないのか・・・


顔も引きつっていたに違いない。

全くもって参加したくなかった。


私は周りを見渡した。


私は一人の女性にすぐ目が止まった。

ツイン同士で盛り上がるテーブルの横で凛としたたたずまいで、清楚な雰囲気。

そして、ただ前をボーっと見ている。

彼女は盛り上がるテーブルに無理に入る訳でもなく、この若いノリノリの場で自然体とも言える様子で格好良くたたずんていたのだ。



私だけじゃないんだ浮いているのは。


私はそう思いなんとかその場を耐えた。


グループ割がされると先程の彼女と同じグループになった。

一人で来ているのは私と彼女だけだった為、グループトーク時に一緒になるのは必然だった。


私と彼女とあと二人の男性でけん玉ゲームが始まった。

このゲームは一人づつ回ってくる為、他のチームから注目される。人前に出る事が苦手な私は無表情にけん玉を持ち上げ玉は無論外した。


街コンは終了。


他の男性もお目当ての女性の方へはけていき、私は目の前に居る彼女に話しかけた。

すると、同年代でりあり、同じロックバンドが好きという事が判明した。



私は街コンでいくら親しく話しても女性の参加者のLINEは聞かない方だったと思う。

婚活パーティーで知り合った女性と飲みに行けば、およそ婚活の場に居た男性のどこが良くなかったなどの話になってしまう。

それは時々ならばいいけれど


でもこの時の私は何の躊躇いもなく自分からLINEを聞いていた。


「今度イエローモンキーのLiveがあったら誘ってもいいですか?」


「はい、もちろんです」


彼女は姿勢良く、礼儀正しい。


その後、彼女Aちゃんは私の結婚式にまで来てくれる友達となるのだが、この時はそんな事も思っていなかった。


憂鬱な婚活パーティーも今はAちゃんとの楽しい思い出話として良く語られる。


Aちゃん⇨「あの時、こんなにつまんなそうにけん玉やる人初めて見たと思ったよ〜笑」