皆さん、お久しぶりです。
前島広海(23)です。
あの日、会社の先輩兼研修担当の真砂一郎と偶然会った日から
すでに約一ヶ月半が過ぎようとしています。
あの日…
俺はインフル休養明けということもあり
半ば、強引に真砂さんの車に押し込まれた訳ですが。
…まぁ、これは通常の親切と理解するべきですか…
そして、翌日から出勤ということもあり
俺の自宅まで送ってくれるという。
…ここまではおかしくなかったはず…
しかし、何故か2転3転し
俺は休憩にもかからず
休憩室での昼食を避け
青空の下、モソモソした感じのパンを食べています。
訳は…
極力、真砂さんとの接点の可能性を防ぎたい!
原因は…
まさに、〝あの日〟に立ち返るわけですが。
とにも、かくにも。
俺こと、前島広海(23)は
人においそれと話せない悩みに思案中であります。