連日、いい舞台を観に行っていて、
感銘を受けたり考え事をしたりしたからか、
帰ってきてそのまま眠りについておりました。
今日は若干、オタクっぽい話になるのかもしれません。ご覚悟を。
先日開幕したばかりの『パラサイト』。
韓国映画の日本舞台版。
設定は神戸の街です。
半地下っぽい街に住む家族が、高台に住むブルジョワ家庭に寄生していく話。
わたしは断然、半地下の家族の味方です。
判然とある差別が憎い。
無知で無関心なブルジョワの娘は特にタチが悪いと思った。
前半は、吉本新喜劇?息子は西川忠志さん?と思ったけど、
急転直下の後半を迎えた時、とんでもなく悲しくなった。
歌舞伎町にある新しい劇場で開幕2日目に観たのですが、
これから先、若い役者さんたち次第では、もっともっと恐ろしく面白くなるんじゃないかなと思いました。
家族のお父さんの古田新太さんとお母さんの江口のりこさんが踊るシーンは、思い出すと笑えてくるけど、
後の展開のことを思うと、反転してとんでもなく悲しいシーンに変わる。
舞台というのは、たった3時間の中で、高低差の激しい気持ちにさせてくれる。
素直に面白かった。
昨日観に行ったのは小劇場。
入江雅人グレート一人芝居『今夜これから』。
1時間弱の長編二本と小作品を少し。
舞台装置のない舞台に1人。
ないものが見えるのが、本当にすごい。
風景も、話している相手も見える。
想像力が自然と湧き出てくる。
わたしは、入江さんが『笑っていいとも!』にレギュラー出演されていた時に、
「この緑のジャージの人はなんて面白いんだ!」と思っていただけに、
還暦を迎えた入江さんが、とんでもない作品を次々と生み出していく姿に、ただただ尊敬の念をおぼえます。
素晴らしいよ、本当に。
年間50本くらいは舞台を観るので、わたしの目は割と肥えていると思います。
1000本以上観てるし。
いつか生涯の思い出を語るような年齢になったら、
観劇トップテンを決めたいなと思います。
その頃、何が記憶に残ってるのだろうか。
今から楽しみです。
