寝たら忘れるレベルだと自分に言い聞かせ、
駅のホームの下りのエスカレーターに乗った。
おもむろに仕事用のスマホXperiaを取り出した。
すると、つるっと手から滑り落ちた。
あぁっ!
スマホがエスカレーターと壁の隙間に落ちるやいなや、
ツーーーっとボブスレーのように走り抜けていった。
ああぁっ!
前に乗ってたお兄さんが吹き出すのを横目に見ながら、走り下りるわたし。
床に落ちることなく、隙間のストッパーのところにいた。
手が届かない!
人がドンドン降りてくる!
降りたエスカレーターを再び上り、駅員さんに泣きついた。
しばらくして、クルックルワイパーを持った女性が颯爽と現れた。
「ここをツツツーって滑っていったんです」
陳情するわたし。
お姉さんは、拭き取り面がガムテープになっているクイックルワイパーを隙間にイン。
一度、付きかけて、また落ちた。
二度目は成功。
「一度落としてすみません。電源入りますか?」とおっしゃる。
「大丈夫です。ありがとうございました!」
しつこいくらいお礼を言って別れた。
しばらくすると、後ろから「お客さん、お客さん」とさっきのお姉さんが呼んでいる。
振り返るとお姉さんがクイックルワイパーの拭き取り面を見せて、
「これが…」
見ると、ガラスフィルムが付いていた。
うぉっ。
これは自己責任。バリッとはがした。
そしてまたお礼を言って別れた。
ドコモで係のお兄さんと共に死守したフィルム。
あんなにがんばったのに、もはや埃がついてて粘着力がなさそう。
だけど、わたしは再び貼るのだ。
角が少しヒビ割れてるけど、これもフィルムの勲章。
よくぞスマホを守ってくれた。
そして今、もうプリプリしてたことすら忘れた。
短気は損気。
そんな啓示のような気がする。
それにしてもわたしは、Xperiaを落とし過ぎる。
カバーに指輪みたいなのを付けようかな?
すっかり毒気を抜かれてしまいました。
ツーーーっと滑っていったXperiaの姿を思い出すだけで、
いつもご機嫌でいられそうです。
さて、今日の朝ごはん。

おかゆさんです。優しい味です。
晩ごはんは、鴨南蛮そば。

なんだかいい夢が見られそうです。