贈る言葉 | カメロンのブログ

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先日、「金八先生最終回スペシャル」を見て以来、
感慨にふける今日この頃です。
シリーズ2の加藤優のインパクトはすごかったなあ。
中でも、護送車に乗せられるシーンが忘れられません。
スローモーションの映像の中、
中島みゆきの「世情」が延々流れ、
追いかけてきた加藤君のお母さんが途中でこける。
子供ながらに、泣いたものです。
今でもすぐに思い出せるくらいのインパクト。
30年もたっているのに。
これこそ名作です。
当時の金八先生は、さらさらのロン毛で、
お肌もつやつやでした。
そんな金八先生も定年だもんね。
わたしも年をとるはずだわ。

さて、わたくしごとですが、
先日、父を極楽浄土へ送り出しました。
大地震の一週間前の出来事でした。
2月中旬に1ヶ月の余命宣告を受けましたが、
そのわずか2週間後に息を引き取りました。
在宅介護6年目、家で看取りました。
夜の9時30分。
わたしが、兄を迎えに出ていた数十分の間のことでした。
まさかでした。
家に帰ると、すでにかかりつけのお医者さんに診て頂いて、
死亡診断書を書いていただく準備を終えたところでした。
まだ、あったかかったなぁ。
びっくりしたけど、正気になろうと必死でした。
その後、お世話になっていた看護師さんが二人来てくれて、
父の身だしなみを整えてくれました。
葬儀社に電話をしたら、すぐに駆けつけ、
あっという間に祭壇をこしらえ、父をベッドから布団に移してくれました。
その後に、葬儀に関する打ち合わせ。
決めることが山ほどあって、深夜2時までかかりました。
みんな、くたくたになりました。
ゆっくり悲しむ暇なんてなかったなぁ。
翌朝、親族、町内会、勤務先、友人に連絡を入れ、
その後やっとゆっくり父にお線香をあげることができました。
葬儀社の方に紹介していただいたお寺のご住職さんが
枕経をあげに来てくれました。
近所の方や友人がお悔やみに来てくれました。
翌晩からの葬儀のための喪服をデパートに買いに行きました。
なぜか小学2年生の甥が一人、付いて来てくれました。
兄家族、妹家族が揃っていたので、家はてんやわんやの大騒ぎ。
あっという間に葬儀の日となりました。
お昼頃、棺を持って、葬儀社の方が現れました。
納棺です。
ちょっとずつ父が遠い人になっていくようでした。
棺には、元気だった頃に夢中でやっていた将棋の駒、
大好きだったお酒とタバコ、いつも履いていた靴、
甥や姪からの手紙を入れました。
デパートに付いてきてくれた甥が
「おじいちゃんへ 天国に行っても元気でいてね」と書いてたのが、
なんか深いなと思いました。
子供って優しいんだなと、しみじみしました。
そして、お通夜と告別式。
思いがけず、たくさんの人が来てくださり、とってもありがたかったです。
イスが足りなくなってしまって、遠目からハラハラしてました。
お花と電報にもすごく励まされました。
父の遺影も微笑んでいるようでした。
なんとか告別式も終え、父の棺をお花でいっぱいにし、
マイクロバスで斎場へ。
斎場のおじさんがセンチメンタルな気持ちを吹き飛ばすような、
いわゆる奈良のおっさんで、情緒も何もなかったのですが、
さばさばしていて、いっそ気持ちよかったです。
しばらくして、お骨を拾いに行きました。
のど仏がきれいに残っていました。
その後、ようやく家に帰りました。
ジェットコースターに乗った3日間でした。
やっぱりゆっくり悲しむ暇はなかったです。
無常感は始終ありましたが・・・。

それから2週間後、会社帰りのことです。
「晩ご飯のおかずでも買って帰ろうかな」
「お刺身にしようかな。お父さんが好物だし」
と思った瞬間、泣けてきました。
そうだ、父はもういないんだと。
長年の習慣が、自分を悲しませるなんて思ってもみませんでした。
そして、そのときやっと分かりました。
自分の気持ちに。
わたしよりも、母の方が辛いに決まっている。
私は、悲しんでいる場合ではない、支えないといけない。
そう無意識に思っていたから、
自分の気持ちに鈍感になっていたんだなと。
一連のこと、全部悲しかったんだけど、
忙しさでごまかして、自分の心に蓋をしていたんだなと。
ほんまに自分が一番、厄介で面倒くさいです。

昨日、父の誕生日に好物のモンブランを買って帰りました。
その誕生日にお仏壇が届きました。
とんだバースデープレゼントです。
そんな父ももうすぐお墓に入ります。
生前買ってくれていた墓地に合う、ステキな墓石を買いました。
お父さんのお墓の後ろには、「卑弥呼の墓?」と言われている古墳が
横たわっております。
散歩がてら、こまめに参るつもりです。
だから・・・
「お父さん、天国に行っても元気でいてね」
甥の言葉をいただきです。
お父さんが、脳梗塞を1回起こした後、
言ってくれた「おおきに」という言葉、わたしは一生忘れません。
こちらの方こそ、ほんま「おおきに」。