ずいぶんとこのブログを更新していない気がします。
皆さん、お元気ですか?
昨日、今日と日本国中、寒いですなぁ。
さて、先日のお話。
家族の話になります。
うちの父は、数年前に脳梗塞で2回倒れ、
今は要介護5というかなり介護が必要な人となっております。
寝たきりにだけはさせまいと、
デイケアサービスや訪問看護などを利用しつつ、
母がマイペースに毎日の介護をこなしています。
言語中枢がやられてしまった父の意思表示は、
YESがうなずき、NOが横に首振り、
怒りは、「バカ!」と発語して表現するというのが主です。
本で調べたところ、「バカ」は発しやすい言葉らしく、
必ずしも愚弄するために使っているわけではないらしいです。
そんな父は、時々ミラクルのように言葉を発することがある。
その度に、母と私は大喜び。
ある日、仕事から私が帰ると、母が嬉しそうに
「今日、お父さんにありがとうって言われてん」と言った。
それまでは、甲斐甲斐しく世話をする母に
「バカバカ」と悪態をついていたらしいのですが、
ふと母が別の用事をしている時に、
「ありがとう」と言ったらしい。
倒れてから初めての「ありがとう」。
いや、元気な時も「ありがとう」なんて言うキャラではなかった。
母は思わず、「こっちこそありがとう」と返したらしい。
うわっ、その気持ち分かるわ~。
父の「ありがとう」は、100万ドルの価値がある。
父の口からふと出る言葉は、100%本当の気持ちでしかないから。
なんて美しい言葉なんだろうと、心の底から思った。
父の気持ちは、ほぼ推し量ることしかできないのだが、
きっと父は、普段から母に感謝しているんだろうなあ。
母にとっては最高のプレゼントだと、私も最高に嬉しかった出来事でした。
介護は報われないことも多いのだけど、
ちょっとしたことでも、大きな喜びが生まれたりもする。
現状を嘆くよりも、今だからできることを喜びに変えた方が、
毎日が楽しくなる。
母を見て、私はいつもそう思う。
その母を通して見る父は、幸せそうに見える時がある。
そんな父を見ることのできる私も幸せを感じる。
元気な時は、そんなこと、これっぽっちも思わなかったのに。
不思議なもんです。
そんな私は、昨日父に「バキ!」と言われました。
「バカ」と私の名前「マキ」がミックスされた様子。
お父さん、それはないです。