女は月を見てはいけません。
とある番組でとある占星術師が言っていた。
淋しくなるからとかいう理由だったかと思う。
毎日、月を見ながら帰宅の途についていた私は、
それ以来、月を見るのを避けるようにしていた。
昨日、仕事で遅くなり、終電になってしまった。
連日終電、疲労困憊。
それでも早く帰りたい一心で、家路を急いでいた。
途中、ふと空を見上げると、
三日月がひっそりと輝いていた。
それはそれは、美しかった。
その時、思った。
こんなに美しいものを見ないまま暮らす淋しくない人生と、
見たい時に見る淋しい人生なら、
後者を選ぼうと。
ま、ほんまに淋しい人生になるかなんて、
自分次第だしね。
それに、女性天文学者はどないせえっちゅうねんという話やしね。
人の意見に左右されがちな人間の
ささやかな戯れ事でした。
今日もニア終電。
今日はどんな月かしら?
月がとっても青かったら、
遠回りして帰ろっかな?