ほぼ1年ぶりの更新が辛い内容になるとは思いませんでした。

このブログにも登場していた、チワワのかずさ君が突然、10歳でお空へと旅立ちました。

 

10数年前の当時の私は、ショックな出来事が続き、鬱とPTSDを発症していました。

生きることが辛くて、もがいていた時期です。

 

起きてしまった現実が辛くて、思い出さないように夢中で仕事をして

夜はゲームに没頭していました。

 

そんな11月のある夜の事でした。

その日は少し暖かったので、仕事の帰りに寄り道する感覚で

いつもと違う道を歩いていました。

 

すると十字路の奥に、まだ灯りがついたペットショップが目に付きました。

 

私は灯りに導かれるように、ふらっと店内には入りました。

そこにはずらっと並んだガラスケースの中に、生後まもない小さなワンちゃんや猫ちゃんがいました。

 

端から見ていくと、その中で、少し大きくなりかけたブラック&ホワイトのチワワがいました。

 

「君、ちょっと大きくなりかけてるね」と呼びかけると、そのチワワは大きな目で私を見ながらも

小さくしっぽ振るだけで、アピールをするわけでもなく、少し拗ねたように端っこに座るだけでした。

 

抱っこして欲しいだろうに、頭をなでて欲しいだろうに、ガラスケースの中で時間が経って

少しクールになってしまったのかな?と思いました。

 

私がクール君に別れを告げ、帰ろうとした時に、お店の奥の平場にサークルがあり

その中に、あきらかに売れ残ったとみられる大きくなってしまったワンちゃんたちが

10匹程一緒に入れられていて、ワンワン、キャンキャンと騒いでいるのが目に付きました。

 

店を後にして、考えました。

売れ残って大きくなった子たちはガラスケースから出されて、平場のサークルに入れられて、

それから、その後はどうなるんだろう?

そう思うとなんだか胸騒ぎがしました。

 

翌日、仕事が終わって急いでお店に行きました。

昨夜のクール君は私を覚えていたのか、立ち上がってガラスの前に来てしっぽを振ってくれました。

ケースから出してもらい、抱っこさせてもらいました。

大きな真っ黒い目で、じっと私を見つめます。

温かな命を感じました。

 

私はすぐに店員さんに、「この子を契約したら、しばらく私の子として、お店で預かってもらえますか?」

と訊きました。

当時、私はペット不可のマンションに住んでいたのです。

店員さんに事情を話すと「契約すれば、1か月くらい預かりますよ」と言ってもらったのですぐに契約をしました。

 

それから毎日、仕事の合間にペット可の物件を探しながら、仕事が終わると、お店に直行して

毎日、クール君に会いに行き、抱っこをしました。

 

クールな黒いチワワには、額に白の縦線が入っていて、それが三日月の形になっていました。

私は、織田信長が10代の頃から名乗っていた上総介(かずさのすけ)から名前をもらい

かずさ、と名前を付けました。

 

そしてペット可の物件が見つかり、引っ越しをして、やっとお迎えが出来たのはクリスマスの数日前でした。

 

ブラック&ホワイトのクールなチワワのかずさ君は、ここが安心して暮らせる僕のお家で

プリシラが僕のママになってくれたんだ!と分かると、クールから一気に豹変して

腕白で元気いっぱいのチワワへと変身(素顔)しました。

 

ペットショップにいた時は、自分がどうなるか不安で不安で我慢していた姿がクールに見えていたのでしょうね。

 

それからのかずさ君のわんぱくぶりに、やっぱり上総介から名前をもらった直観は

間違いなかったと思いました。

 

かずさのお世話に夢中になり、可愛らしさに癒され少しづつ生きる勇気をもらいました。

 

かずさは「エンジェル・ドッグ」だったのでしょうか、

私が少し立ち直った頃に、失意にあったお姉ちゃんがプリシラの所にきました。

 

当時かずさは人が来ると、帰るまで吠え続けているような子でした。

しかし、お姉ちゃんが泣いていると、かずさが側に寄っていき足元に寄りそいました。

 

犬は言語を持たない分、心の感情を読み取ります。

 

やがて、かずさはお姉ちゃん夫婦にはなくてはならない大切な存在になりました。

そしてお姉ちゃん夫婦の子供として迎えられ、癒し、溺愛され、愛情をいっぱいもらい、天使へとなりました。

 

(写真・生後4か月)

 

 

 

 

(写真・初めてのお散歩)

 

 

(写真・一歳の誕生日)

 

 

 

(写真・取ってこいを覚えた)

 

 

(写真・ご挨拶)

 

 

(写真・見返り美人)

 

 

ありがとう、かずさ・・・本当にありがとう。

 

(2026年10月8日 享年10歳2か月)