ネズミたちは目をさました。


「メリークリスマス***」


すごくスペシャルなあさだ。くるりとあたりをみまわしたけれど、


やっぱりプレゼントはどこにもなかった。


窓の外は雪、雪、雪。


あれ?あれはなんだ???


真っ白な雪のせかいに 黒いものがぽつんと見える。


ねずみたちは外へと走り出た。


その黒いものは、近づいてみると大きな大きなタイヤだったんだ!


「うわーー大きいねーー」


「乗っかってごらんよ、きもちいいよ!」


「ほんとだー」


大きなタイヤの下には ちいさな四角いカードがあった。


===メリークリスマス、よいこのねずみたち。このプレゼントはみんなで大切に使ってね。


ころがすのもよし。水にうかべるのもよし。お昼寝するのだって最高だよ。 サンタより===


「サンタさんは、僕たちのこと知っていてくれたんだね。」


「うん、そうさ。それにしても、ほんとにすてきなプレゼントだね。」


「ほんとに!それになんだかあったかくない?」


「え?どこどこ?」ねずみたちは、大きなタイヤのまわりをくるくると走りまわりました。


「ほら、ここんよこ、ね?あったかいでしょ?」


「ほんとだねー さっきまでサンタさんのそりの中にあったからだろうね。」


「そうかー、さっきまでサンタさんがここにいたんだね。」


「会いたかったな。」「会えないさー。」「会ってしまったらもう2度と会えないんだって。」


「じゃあ、会えなくてもいいさ。」


ねずみたちは、サンタさんのあたたかさをいつまでも抱きしめていた。


「あなたたちーーーー朝ごはんよ!!!」


かあさんねずみの声が聞こえた。


<おしまい>