ゴーギャンをモデルにして書かれた小説で、仕事も家庭も投げ捨てて画家として生きた凄まじい人生が描かれています。
芸術に魂を売った様なその生き方に、作家が創作意欲を掻き立てられた様に、読者としても大いに興味を惹かれました。
何処までが事実か不明ではあっても、実在した画家の生き様を想像させるだけに迫力があります。
元々好きな画家でもあり、最期を迎えるくだりは読みながら胸が一杯になりました。
読み終えた後、しばらくの間付き合ったこの本と別れがたく、今度は日本語でもう一度付き合ってみたいと新たに読み始めています。
昔親が揃えてくれた文学全集の中にこの本を見つけ、長い間被っていた埃を払って手元に置きました。

親と言えば、父がゴーギャン好きで、家にタヒチの女を描いた複製画が掛かっていた事は印象的。
子供の頃から目に馴染んだ絵だったのです。
そしてその画家のエピソードも子供心に深く胸に刻み込まれていました。
厚い本なので夜寝ながら読む訳にいかず、きちんと座って読んでいます。
先日久しぶりに針仕事をしました。
孫姫が自分でペットボトルの蓋を開けて、水分補給をする様になったので、持ち歩ける袋を作ったのです。
以前に作ったリュックとお揃いの布を使いました。
ミシンは出さずに、チクチクと手縫いです。
手仕事の楽しさを思い出しました。
