オーソライズド・ジェネリックというのがあるらしい。

(以下AGと略します)

不勉強で知らなかったが限りなく本家に近いジェネリック、

もしくは本家と同じだけどジェネリック、みたいな感じらしい。

製造ラインまで同じならオリジナルの先発医薬品じゃないの?って思うが

開発費や初期費用やその他色々な手間暇が端折られる分、安価になるらしい。

患者側にとってこれはありがたい。先発品とおなじだからね。

今自分が飲んでる睡眠剤の「ラメルテオン」もAGだった。

本家と同じ「武田」の表記があるのでジェネリックなのになんでだ?と思ったが

そういうことか。薬価はロゼレムが81円、ラメルテオンが26円とかなりお得。

もっとAGの薬が増え、それを患者が選択できるようになればいいなあ。

 

というのは、成分だけが同じジェネリック薬でも場合により効きが違う時があるからだ。

だいぶ前、鬱再発のときデパスからジェネリック薬に変更されたことがあった。

たしか東和薬品のエチゾラム錠だったと思う。同じエチゾラムという成分なのに

ずいぶん効きがぼんやりしてるというか精細さに欠けるというか

デパス特有の弛緩作用とまったり感が感じられないのだ、ジェネリックでは。

(注:デパスのこの弛緩作用とまったり感は乱用される一因)

本家のデパスは甘くて美味しいのに東和薬品のはボソボソしてたしな。

 

先発医薬品よりもジェネリックのほうが好き(もしくは効きがいい)という話は

聞いたことがない。

悪化した、効きがよくないという感想はよく聞く。

露骨に症状が悪化したケースもあるらしい。恐ろしい。

論文掲載サイトに下記のようなケースレポートがあった。

自分は医師でも薬剤師でもないので会員登録できず

論文の中身を読めなかったが、20歳代女性の統合失調症患者が

ジェネリック薬に変更したら症状が悪化した、とか。

 

 

成分が同じでも製造方法や添加物が違うので

先発品とジェネリックとは薬が体に吸収されるまでの時間や

それに伴う最高血中濃度に差異が出るのは

考えてみれば当然のことだ。自分の場合

・レクサプロ→(エスシタロプラム

・エビリファイ→(アリピプラゾール

・セロクエル→(クエチアピン

でも同じように効きが実感できるから問題はないけど。

(でも頓服のエビリファイ液剤だけは先発品の本家エビリファイを使ってる)

 

添加物や打錠の品質が粗悪で、安かろう悪かろうを体現する

【同成分・同量だけど効きがいまいちの劣悪品】が巷にちらほらありそう。

まだ患者の声として挙がってきてない気がする。絶対あるはずだと踏んでるんだけどな。

 

追記:AGにも細かく1から3までグレードがあるらしい。余計複雑💦

先発品とまるで同じなのがAG1、原薬・工場・製薬技術がちがう

かなり怪しいのがAG3らしい。

こうしてみると、一般ジェネリックが本当に成分が同じ薬品が入ってるだけで

結構いい加減だ。本当に安かろう悪かろうを地で行く話になってる。