最近素敵だなと思った植物の写真見せて!
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ちょうど今の時分、ジャスミン(多分ハゴロモジャスミン)の開花時期で
散歩に行くとそこかしこの路地からジャスミンの香りがしてくる。
花の香りが強く、体質や臭覚が過敏な方だと気分が悪くなる人もいるのでは?
と勘繰りたくなるぐらい、香りが結構主張してくる。
先ほど路地から香りがしてくると書いたが、あたりを見渡しても
ジャスミンの花が見当たらない。おそらく家の敷地内や
道路から見えない塀の内側に咲いていて、その香りが歩道まで届いてるのだろう。
で、今日24日は植物学の日だそうだ。
かなり若い頃に買って読んで、いまだに時々読み返してる本がある。
澁澤龍彦の「フローラ逍遥」。本屋で表紙を見てジャケ写買いした一冊。
(ジャケ写買いってすっかり死語ですよね💦)
草花に関するエッセイ集なんだけど収録されてる図版がきれい。
澁澤龍彦という著者名めあてで買ったわけではない。
若い頃って読書し始めると「様々な知識や作品を知らなければ」て欲が出てくるでしょ
岩波文庫や平凡社ライブラリーとかみすず書房とか
講談社学術文庫とか国書刊行会の本がだんだん本棚に増えていったり。
そういう時期に、当然(避けて通れない存在として)澁澤龍彦も知ったのだが
そういえばだいぶ前に買った本で…と思い返してみたら、この本が同じ著者だった。
この本を買った時から、引っ越しを何度もしてその度に荷物を処分・断捨離して
昔買った本も澁澤龍彦の著作もかなり手放したが、なぜか「フローラ逍遥」は
いまだにくっついて手元にある。すごく感動したり衝撃を受けたわけでもなく
自分の蔵書の中でも『いつでも手放せるけどとりあえずとっとく』程度の存在。
吉野朔実さんの読書エッセイに「本もご縁」という言葉が出てくるけど
こういうのも何かしらの縁があるんだろうな。多分、よう知らんけど。