プロフ欄にも書いてある通り、自分は長年の鬱にプラスして

パニック障害と統合失調症を併発して療養中だ。

ちゃんと通院して、医者の指導のもと服薬している。

鬱を何回も再発しているので、自分判断で勝手に服薬をやめる危険性も知っている。

 

リブログ先にも書いてあるが、服薬以外でもいくらでも症状に対処することは可能。

悲愴感・陰鬱・興奮などの感情の波や乱れを服薬で鎮めてそののち認知の改善や

思考や理性でおかしいところを正していくのが理想だ。

 

鬱を再々発する同時期に、感情の乱れなどの統合失調症の症状が出て

(鬱再発なのに感情が乱れて興奮したりするのではじめは双極性を疑った)

次に幻聴に悩まされた。神経をすり減らしてストレスでぼろぼろになっていた。

幻聴のされるがままに翻弄され続けるつもりはないので、いろいろ対策を講じた。

まず、ひそひそ悪口が聞こえ始めたらスマホやICレコーダーで録音。

音声データをPCに移し、AviUtlで再生して音声波形をみて実際に人間の声かどうか確認した。

これで現実の音か幻聴かの判断でき、結果自分が幻聴が聞こえるという病識をもった。

録音しないまでも、幻聴は床下や天井からも聞こえる時があったし

耳栓しても同じボリュームでひそひそ声が聞こえたりしたので

これが幻聴でないという考えに拘ると、脳に直接音声通信してくる、とか

天井裏に小型スピーカー仕掛けられていやがらせされてるだの、

いわゆる見えない敵と戦う『電波系』になるところだ。

だからどんな手段でもいいから病識を持つ、というのがはじめの一歩だと思う。

次に、現実に誰かが話してる会話が自分のこと言ってると思う被害妄想・関係妄想についてだが

これも普通に考えれば『そんな暇な奴はいない』『市井の小市民である自分に監視がつくわけないだろ』

で済む話だが、残念ながら普通ではないので(医者に通う前は)こういう考え方でやり過ごしていた。

 

・100歩譲って、本当に自分が監視や尾行されてるとしよう。

 だとしたら、相手は実にしょうもないことで人生を浪費しているわけだ。

 相手は監視されてる自分を見てほくそ笑んでる筈なので、完全スルーして

 普通に生活を続けたらいい。さぞ相手は悔しがるだろうよ。

 

それともうひとつ。あきらめる、投げる。『もうどーだっていいや、自分の個人情報なんて

何が利用できるっていうの?政府の要人でもあるまいし』と自分で自分を笑う。

この考えでだいぶ冷静さを保てた。それと認知療法。

認知療法の「認知のゆがみ10パターン」は鬱だけでなく妄想や幻聴にも有効だと思う。

 

また、自分は若いころ少し仏教(臨済禅)にふれていたので

坐禅の時の数息観や、坐禅を続けてるうちに経験する「魔境」への対処の方法が役立った。

魔境とは、アバウトに言えば座禅を続けていくうちにトランス状態になり(ハイになり)

幻聴・幻覚・妄想・恍惚状態が湧き出てきた状況のことを言う。

「いそいで通り過ぎよ」つまり相手にするな、スルーしろということ。

何を聞いても見てもスルーしろ、ただそれだけの事。

 

内観の秘法や軟酥の法も実践した。これは白隠禅師の「夜船閑話」などの書籍で知った。

要はイメージ瞑想療法だけども効果はある。寝るときに内観法をやると

本当に手の先がほんのり暖かくなり体がふぅわりと布団に沈みこむ感覚覚えるしね。

ただしこれも、あまりに脳が興奮してドーパミン分泌過多の場合は

治療薬でどうどうとなだめたほうが手っ取り早いし確実だが…。

 

長々と書いたけど、土台となるポイントは

病識をきちんと持つ、症状が激しい時や病気になりたての時はきちんと服薬して

脳の状態をなだめる。これだけです。

(当然、適切な投薬治療ができる医者にかかるというのも条件になる)

その土台の上に、自分に合った治療法や対処の術という家を建てれば良い。