今年ももう終わり。本当、早いですね。

『少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず』

って良いこと言うなあ昔の人は。

 

*どうでもいい戯言がだらだら続くので無理して読まなくていいです

 

大掃除のついでに(以前も書いたが)坂口安吾全集のつまみ読みしたり

スマホいじったりしてるので、掃除の進捗が遅々として進まず…なんてことはなく

台所の掃除はすぐ終わった。自炊で揚げ物や炒め物を滅多にしないので拭くだけ。

油を使う頻度によって台所や換気扇の掃除にかなりの差が出ますよね…

もともと一人暮らしで割と地味な生活してるので大掃除しなくても大丈夫てのもある。

これは自慢ではなくて昔京都の居た頃の習慣が染みついて役に立ってるだけ。

三つ子の魂百までというか、雀百まで踊り忘れずというか。

過去うつ病が重い時に汚部屋にならなかったのもこの習慣のおかげか。

 

で、つまみ読み継続中の坂口安吾。やはり良い。よくこの人の人物像や

作風の核となる思想として「虚無」「孤独」その手の言葉が使われてるけど

丁寧に読んでると決してこの人の中にあるのは虚無だけではないというのがわかる。

虚無すらも内包した、人間に対する深い愛情というかそういうものを感じる。

(なんか書いてて恥ずかしくなってきた

 

奥さんの坂口三千代さんの手記に出てくるエピソードで

風邪をひいて高熱で寝込んでる奥さんが、うわごとのように「寂しい」とつぶやいたら

その横で仕事していた安吾が原稿用紙に向かいながら

「そういうことを口にしてはいけないよ、孤独というのは人間の原罪だからね」

とつぶやいた、というエピソードが大好きです。

 

副次的な記録として夏から始めたこのブログ、意外と長く続いた。

皆さんのおかげです、いつもお読みいただきありがとうございます。

まだ年明けまで一日残ってるけどとりあえず年内更新は終了します。

お疲れさまでした。

 

よいお年を。