またこんな時間に目が覚めた。昨晩寝たのが20時なので当然だが。
ここのところ、起床すると窓を少し開けて換気をするとともに
そこかしこで鳴いてるコオロギの声を聴くのが小さな楽しみに
なりつつある。以前は虫の声に気をかける余裕なんてなかった。
じっくり腰を据えて療養に専念できる余裕で心が良くなりつつあるせいか深夜-早朝にかけて目が覚めると以前は泥のような寝起きだったのに今はすごく精神的に落ち着いてることに気が付いた。
せっかく目が覚めたので少し後で読書しようかとも思う。
フォロワーさんのなかにひとり、読書家の方がいて
その方のブログを読んでるうちに自分も蔵書に分け入り
あれやこれといったかつて読みこんだ本をもう一度読みたい欲求に
駆られる、という好ましい刺激を受けたのだ。
シュトルムとかヘルマン・ヘッセの初期の作品とか、ああいうのが読みたい気分だ。国内なら金子みすずや八木重吉*¹の詩
誤魔化しながら生きながらえ、心身汚れたおっさんをこんな気分にさせる秋の夜長は、やはり良い。
*1)自分は一人でいるのがとても好きで孤独・孤絶した状態がいっこうに苦にならないが
それでも八木重吉がその作品内で詠う純朴な人恋しい孤独感はリリカルでとても良い