どちらかと言えばよくある光景だと思う
でも
その女の子がコの字型の歩行補助器を使って離れていってしまう母親に一生懸命ついていこうと人混みの中ママー、ママーと呼びながら歩いていたとしたら
それはよくある光景ではないと思う
ママー
と何度も呼ぶ声に足を止めた母親の口から出た言葉は
もー早くしてよ!
だった
母親に追い付いた女の子は背中を何度も押されて一生懸命歩いていった
優しくない、促しでもない
とにかくさっさと歩けと言うのがわかるくらいに突き飛ばしそうな位の押し方で
女の子は慣れているのか転ぶことはなかった
母親は何をそんなに急いでいたんだろう
自立歩行の出来ない娘をおいてけぼりにしてしまうくらい急ぐ目的は何だったんだろう
だって母親の求める早くが出来るなら女の子に歩行補助器なんて要らないのに
私が生きるなかでのほんの一瞬の出来事なのに
今日は1日気持ちが悲しかった
苦しかった
他人にはわからないあの母親の気持ち
イライラしたり悲しかったりきっと色んな気持ちがあるから
簡単に母親を非難できない
でもその瞬間を見てしまった人にとってはとても悲しい場面で
その瞬間悲しくて涙が出そうだった
もう少しだけ娘さんに寄り添って歩いて欲しかった
だってクリスマスを来週に控えた日曜日のイオンは自立歩行の出来る人にだって歩きづらいほどの人混みだから
その中を母親に置いていかれないように一生懸命歩く女の子を見てしまったら
きっと誰だって女の子を主観に見てしまうと思うんだ
少なくとも私は心が凄く痛かった
悲しくて泣きそうになった
もう同じ場面には出来れば遭遇したくない
それくらいショックな瞬間だった
他人の私にはわからない彼女たちの苦労
それをたった一瞬、その場面を見ただけで何がわかるって言うんだ
偉そうに、何様のつもりだ
他人にとやかく言われることじゃない
そういう意見もあるだろう
でも私は私でこの気持ちを吐き出さないといられなくて