大好きな人に、
とびっきりのトリュフを贈るのも
今年で3回目。
*
2年前のあの日、
同じチョコを小さなカバンにひそませて、
緊張で喉をカラカラにしながら
渡すタイミング計らってたなあ。
すごく喜んでくれてすぐに箱をあけて
「半分こする?」って嬉しそうに聞いてくれた。
最初から、
あなたはずっと、まっすぐで正直。
あの時の箱も紙袋も、
引出しに大事にしまってくれてるの、
知ってるよ。
ふたりとも時計を見ないふりして、
食事もお酒も喉を通らなくて、
見つめ合うこともできず、
でも多分なんとなく離れがたくて、
どうしたらいいかわからなくなった
あの夜。
あの時間の私にこっそり教えてあげたい。
ふれられそうで、どうしてもふれられなかった距離にあった彼の手が、こんなにも暖かいことを。
