全米は空前の不動産ブーム | テキサスにて

テキサスにて

アメリカ在住30年。エンジニア。

2020年コロナに違和感を持ち、ツイッターで情報収集開始。同年5月BLM騒動時に組織的に仕組まれた強奪をダラスで目の当たりにし闇組織の存在を確信。以来、真実追求する様になりました。

A Happy New Year! 

 

今年もアメリカの不動産関連記事の紹介などをしながら、色々と勉強していきたいと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

まずは年始にあたり米国の不動産市場の動向についての記事をいくつか取り上げていきます。

 

USNEWSの12月15日付の記事によれば、米国全土でますます多くの世帯が増加しており、特に2021年はエントリーおよび中級レベルの価格帯の住宅の住宅不足が目立つようになってきたようです。サプライチェーンの問題、人手不足、規制慣行により、新築住宅建設がさらに遅くなり、需要を満たすのに十分な早さで家が建設されておらず、その結果、住宅価格は急速に上昇しています。

 

コンサルティング会社のリサーチによると、現在全米で7400万人ものミレニアル世代が最初の住宅を購入する年代になってきているため、この住宅不足は1970-80年代の団塊世代にあった住宅ブームの頃を上回っているとのことです。フォーブス社は、この潜在的な住宅購入者世代の平均世帯年収は約882万円(1ドル100円換算)であると報告しており、多くのエコノミストは、彼らがこのまままともな給与を稼ぎ続け、2022年の全米の住宅市場を好調のまま維持するだろうと見ています。

 

一方、世界の主要都市の中に於いて東京のマンション価格は割安と言われていますが、実際のところ、これは指標として見ることができます。日本不動産研究所の報告では、2021年10月時点のマンション価格指数(2010年10月=100)として、東京は115.8、ニューヨーク141.3、ロンドン128.9、香港130.2となっています。ニューヨークは上昇率高いですね。この報告の中で、2021年10月から約半年前のマンション管理賃料指数が比較されてますが、指数の上から2番目に高いのが上海の+2.9%、そしてダントツで高かったのがニューヨークの+5%でした。マンション・高級住宅(ハイエンドクラス)の価格水準は日米同じなのに対して、賃貸料金はニューヨークが倍近く高い事に気づきます。コロナパンデミックで一度はマンハッタンから出た人も多いと聞きますが、また戻ってきている様子です。

 

また、11月16日付の朝日新聞の記事で「NY高級不動産、価格も摩天楼」と取り上げられていましたが、1ドル100円換算で数百億円もする物件が買われているのは、ニューヨークのセントラルパーク南端に立つ超高級マンションの1つ、432パークアベニュー。この超高層マンションが立ち並ぶセントラルパークの南側一帯はビリオネアズロウ(億万長者通り)と呼ばれているそうで、こちらで現在売りに出されている物件の間取図を拝見してみますと、2ベッド2バス、リビング、パウダールーム、ダイニング、キッチンの185平米。カタログを見た限り、ハイセンスにステージングされた部屋からの絶景には圧倒されてしまいました。こんなところで暮らしてみたいものです。

 

テキサスでは、郊外はもちろん市街地のレストランやショッピングモールなどでは殆どの人がマスクをしない生活に戻っています。サンクスギビングのブラックフライデーやクリスマス前のお買い物でショッピングモールも賑わいを見せて、行き交う人たちの様子から未来への希望が垣間見れるように感じました。

 

最後になりましたが、皆様にとって素晴らしい2022年でありますように!

 

 

この記事は、マンションコンサルティング 社から2022年1月に発行されたメールマガジン「マンションへの散歩道」に投稿したものです。