夢見る時間
夢見るのは自由だから、好きなこと言っていいんだわ。
こんもりとした木々の中、平屋建ての小屋のような家。
小さな家なのに真ん中をくりぬいたような大きな窓。アコーデオンみたいに広く開く。
外なのか中なのか部屋なのか庭なのか、わからなくなる開放感。
その空間に置かれた長い椅子。硬そうな木でできたその古めかしい椅子には、
優しいベリーの刺繍の入った布地に包まれたクッションがひかれている。
コットンはどうしてこんなに気持ちよく、ひんやりと、なのにあたたかく・・・
椅子に腰を下ろした。開かれた窓の方を向いて・・・
そこには1本の水平線が、ただ右から左へ、いや左から右かも?
横たわっていた。
「平行になってねっころがれば?」太陽が雲のすきまで言った。
「そうすれば、そうすれば」風が、あとに続いてささやいた。
「そうしよっかな、何もすることないし」私が、目を細めた。
起こしてくれるのは、大きな波か、ウミネコの声。どっちかな・・・