「・・神様っているんですかね。僕にはどうもピンとこないんです。」
いつもの事ながら、レポ苦手なんで、軽く観劇の感想。
観た人しかわからないと思います。すみません。
もちろん、大筋しか知りませんでした。加藤慶祐くんがトークショウするので、観に行きました。
が、想像以上に素晴らしい内容で、感動しました。
すでに古典ですが脚本がわかりやすいのがとても良いし、
演出がかなり面白い。
舞台に長い竿が沢山ぶら下がっていて、衣装が、めっちゃハンガーにかかっていて、
それを、役に合わせて着替えていくスタイルで、だんだん役に合わせて、衣装がなくなっていくのが面白いです。
衣装も、現代の服を様々に重ねて、イメージで、役に見せている。
着替えも舞台上でされて、ファッションショーの裏側的に演出されてました。
キャストさんもファッションショーみたいに時々ポーズをとる所とか、
光の演出も綺麗で、スローに歩くレナール夫妻演出。
時々一枚の絵画を見てる気がしてくるのが不思議でした。
レナール夫人のめっちゃ綺麗なこと。上野なつひさん
。←慶祐くんの事務所のボックスの女優さん。
ストーリーもツボでした。原作もツボなんだろな。これは。
農家の貧乏ないじめられっこジュリアン・ソレルが、ナポレオンを崇拝し、
野望を心の底に秘めつつ、成り上がる。頂点に立つ事を夢みる。
貴族や王さえ頭を下げる、教皇様に心ひかれ、神父になりたいと誓う。
心の葛藤。拾ってくれた貴族レナール氏に雇われつつ、利用されつつ、いつか見返してやる。
その貴族さまのレナール夫人との恋愛。いつか噂になり破局。
場所もかわり、新たに野心を抱きつつ、またもや雇われた貴族様の娘を身篭らせて、神父よりも、
手の届く貴族である事を選んだ時同時に一気に破滅。
何だろ、男なら憧れる物語なんだろうか。
カッコイイっていうのかな?
でも、恋愛部分では切なかった。激しかった。
いやまさか涙が出るとは思わなかった。
レナール夫人との恋も、自分を利用するレナール氏への憎しみと裏腹な関係だけど、
レナール夫人の純粋さが、本物の恋に昇華させた。
そしてマチルドとの出会い。
↑富田真帆さん、すごい迫力ある演技でした、で、とっても魅力に溢れ可愛くて小悪魔的な役をきっちり魅せてくれました。
そしてマチルドは王妃マルゴに憧れる超妄想娘。
ジュリアンもナポレオンに憧れる超妄想野郎。
実は二人してこの時代に生まれた事を嘆き。。出会うべくして出会った2人。
現実はまたもや、雇われ主の娘に半ば誘われる形で関係してしまう。
最初は、この時代に死刑の判決を受けるような大罪を犯す男がどこにいるの?とマルゴの世界に憧れ死刑執行されたラ・モールの首を抱き締めたいと言った彼女。
最後は正に自分の身に降りかかる愛する人の裁判にあの手この手で懸命に助けを求める姿が、段々と健気にさえ見えてきて、、やはり現実には愛する人を失いたくない。
しかし、悲しいかな、最初の願いは現実となってしまう。
最後のジュリアンの辛い言葉、マチルドへの願いが、「最後の時までの時間一人にしてくれ。」←これ、泣きました。
木村了くん、初めて生でみたけど、顔が綺麗でした。(笑)
最後お見送りして頂き、握手とお話できました。何だか嬉しかった。
佐藤晴彦さん、ちょっと出た瞬間かっこいいつか、目力あって、キュンときた。要チェック。(笑)
あと、ジュリアン影/ナポレオンの上山竜司さん、スッゴイ迫力と台詞の量。
ステキでした。
この、影の演出が素晴らしい。常に鏡の中にいて、ジュリアンと対話する。
頂点に立て!と常に煽り、挑発する、嗾ける。時にはジュリアン以上の存在感。
正に影と光が逆転もちらほら。ジュリアンの本性の部分だったと思うのですが、
最後はジュリアン自身に言い負かされ、ジュリアンは長い間心のより所としていた、
自分の真の存在を、自分で消してしまった。
この役があってこその光る主人公。そんな舞台でした。
「・・神様っているんですかね。僕にはどうもピンとこないんです。」
もっと早い時代、ナポレオンがいた16世紀に生まれたかったジュリアン。
自分も頂点に立てると信じていた、若者。
そして、道を変えなければ遅かれ早かれとんでもない奴になっていただろう。と語る
死を目の前にしてさえ超妄想野郎、ジュリアン。
「赤と黒」は賭けを表わしている、→ルーレット
2時間10分、休みなしの演技。皆さんへとへとだったと思う。
とても良い舞台でした。観に行けて良かったです。
慶祐くんのおかげだーね。あざっす。(笑)
ん、今日は井上正大くんが観にいったんだねん。
後で観たよコメしてこないとなー。(笑)
