モミー会長が国会招致されて、野党の追及に遭ったのはつい最近のことなんだけど、本来追及されるべきなのはモミー会長じゃなくて、
当時記者会見の場にいた記者連中なんだよね。
本来就任会見の場で、なぜ直接関係しない慰安婦について質問したのか?国民の知る権利だからといわれても、関係の薄い項目をしつこく質問したことに、
納得出来る理由ではない。
そもそも新しいNHK会長が就任した場において、慰安婦に対する考え方を質問すること自体的外れだし、何を意図して質問しているのかさっぱりわからない。
海外発信事業について、どんなコンテンツを発信していくつもりなのかとか、今後NHKとしてどんな新しい試みを発信していく方針なのかとか、そういう質問ならわかるけど、海外向けの情報発信の材料としての慰安婦ってあんまりにも限定しすぎなのよね。この点から言っても不自然すぎる質問なワケ。
本来国会招致すべきなのは、質問した新聞記者側なんじゃないの?正直言って、マスメディアは知る権利とか報道する自由とか都合の良いように解釈しすぎ。
権利の乱用が個人の侵害に繋がった今回の状況は、典型的な侵害のモデルケースなんじゃないのかな。こういう侵害するケースは、刑事や民事事件でも起こりうる話だし、そろそろ法律で質問のやり方・取材のやり方に規制をかけるべきなのでは。
もちろん、マスメディアは反対するだろうね。それでも今回のようなケースは氷山の一角だし、典型的なケースとして取り上げるべきだ。
知る権利とか報道の自由の制限とか抜かすんだろうけど、侵害ありきの権利行使はありえない。権利ばかり主張するマスメディアは、義務についても主張してもらいたいね。