「山本太郎の手紙全文」はデマ・捏造 事務所「完全に事実と異なる」
山本太郎が、天皇陛下に渡した手紙の内容について、デマだとか事実が異なるとか報道してますよね。
でもこの件についての話は、天皇陛下に手渡しで渡すという不敬を働いたということが要。内容はその付属に過ぎない。
日本っていう国の基礎知識だけど、天皇陛下は国民じゃない。日本に住んでて、税金を払ったり選挙で投票したりすることもない。日本には身分制度があるわけじゃないけど、象徴という意味で、国民よりも上の立場だ。天皇陛下から何かを主張したり権利を行使したり、国民生活に干渉することはまず無いわけで、(良い意味で)国民が常日頃から天皇陛下を意識することもない。
今回の件は、日本でも特異な立場にある天皇陛下と、国民の社会関係を崩すに値する行為だ。天皇陛下に「世直し」を求めるのは誤り。世直しを求めるなら、自分の立場である国会議員を行使して働きかけるべきだ。自分が無所属で発言力が無いから、特別な立場にある日本の象徴たる天皇陛下に発言力を求めた、という動機は容易に憶測出来る。
自分の立場を考えなかった山本太郎は、議員辞職しかない。他の与党・野党も擁護することは出来ない。韓国前大統領の、天皇陛下侮辱発言の経緯を知らなかったのか。当時の国会議員もこの件に関しては抗議一色だった。天皇陛下に迂闊に接触することはタブー視だったのは、この経緯を知っていれば予想出来ると思うのだが。国会議員としての世渡りという見方をしても、山本太郎は迂闊過ぎた。