ちょうど夕飯時、NHKの番組を観ていたんだけど、婚外子について番組が組まれていた。
婚外子とは、すなわち法律上の夫婦関係でない男女に出来た子供のことで、
この婚外子の相続が現行の憲法だと、本来相続すべき嫡子の半分になっているということだ。
で、最高裁はこの現行憲法について違憲判決が出た、ってわけ。
NHKの報道はというと、初っ端から婚外子は差別を受けている、と最初から結論ありきの報道をしていたってわけ。婚外子を持つ親や、既に老人となった婚外子の話が出て、しばらく経ってから婚外子反対の意見がチョロっと出てくるだけ。偏った放送だなーと俺は思う。
で、俺の親はというと、「差別はダメだよねー」とNHKの意図通りの反応だった。確かに、婚外子本人は親を選べない。出生の時点で不遇だと思う。その点は俺も同意だ。
だけど、そもそもの話、婚外子を生まれる原因だった親を責めるべきで、なんで番組のインタビューに出てる連中は、反省もしないくせに、ヘラヘラと受け答え出来るのか。自分は不遇なんですよ、と自分の子供を材料にして言い訳しているだけにしか俺には聞こえない。
婚外子本人は悪くない。だから、その原因になった親に責任をとらせるべきで、なんで国や憲法が敵になるのか。インタビューに出てた親って、自己弁護してるだけだった。結局、婚外子を盾にして、自分を正当化してるだけなんじゃないの?
そう考えたら、「1世紀前に出来た古い憲法だから」、みたいなのはそれこそ古臭い言い訳だ。「家庭を持つ」「家庭を作る」っていう意識付けが出来るように醸成させていくのが国が担うべき役割ですよね。
・・・とまぁ、理想論ばっかり言っても仕方がない。家庭のあり方については嫡子が主として考えるのは当たり前の話で、婚外子に関してはそれを理由に入学拒否や就職拒否、あるいは社会サービスの拒否はされないって方向に憲法改正しとけばいいんじゃないのかなー。財産の分配に関しては当の親が認めればその限りではない、とか。
ただなぁ、マジで反省しろよ、親!番組観てて思ったのはその点だね!