俺、思うんだよね。ネットの書き込みとか見ていると、野田政権が民主党で
最悪の政権みたいなことを書き込まれていたりするけど、実はその要因って、
野田佳彦という人物ではなく、鳩山由紀夫に起因しているんじゃないかって。
近いうち解散とかでなかなか約束を履行しなかった野田首相のことを
ボロクソに言う人いるけれど、もっと悪いのは鳩山由紀夫でしょう。
当時代表だった鳩山が履行の見込みの無い、あるいは履行する気もないマニフェストと、
激しい政権批判で当時の政権を攻撃して、さらにマスコミもそれを煽った。
そんな青写真だけの虚偽だらけの旋風を起こして政権交代を果たした。
どちらかというと野田佳彦という人物に問題があるんじゃなくて、鳩山が代表でそこから起こしていった
行動の積み重ねが今の結果に至った、と言いたいワケ。
まぁ野田首相がそこから政権浮揚を果たしていけば問題は無かったんだけど、
そもそもが履行しないマニフェストが土台の政権なんだから、浮揚すること自体が不可能。
虚偽に満ちたマニフェストだから、どういう過程を進むにせよ行き詰まってしまうのは目に見えていた。
そういう点で言ったら、野田佳彦よりも鳩山由紀夫のほうが罪は明らかに大きい。
民主党が鳩山の公認に消極的な姿勢を取るのも明らかだろう。はっきり言って在籍しているだけでも
マイナス要因なのに、公認などとんでもない話。
仮に鳩山が離党→新党を立ち上げたとして、有権者がそこに投票する見込みなんてほとんど無い。
一度引退を宣言した人間なのに、自分の発言も履行せずに立候補して、どう説明をするというのか。
端から見ればどうみても政治生命を終えた人間なのに、当の本人だけはそれを真っ向から否定してしまうんだよな・・・。
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で、さらに話を進める。そういう点で責任の思い鳩山由紀夫だけど、虚偽に満ちたマニフェストを作り、ひたすら批判で民衆の怒りを煽った戦術を採ったのは、当時の鳩山もだけど、幹事長の小沢一郎にも責任があるんじゃないのかな。
すでに別の党で素知らぬ他人顔で批判している小沢だけど、こういう姿勢は冷静に見るととても評価出来ない。
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来月に控えた衆議院選挙だけど、正直言って、「虚偽フェスト」かどうかの判断が投票先の判断材料になる。マスコミは煽ったり批判したりするけれど、最終的に判断するのは自分。
実行する気があるのか無いのか。批判するだけで、実は実行力に欠けるのでは意味がない。
そういうところを注視するのが次回選挙の焦点になると思うね。