※最初に前置きしておきますが、俺は民主党の回し者でもないし、支援者とかそーいうのでもない。むしろさっさと衆議院解散しろと考えてる派。ただこの件に関して、いささか疑問を感じているので記事にさせていただく。
---
暴力団関係者と関係があったことが発覚した田中法務大臣。暴力団への圧力を強めている世論の最中で、こういうスキャンダルは一大事なのは分かる。
分かるんだけど…神経質になりすぎてる感があるんだよね。
まず第一に、３０年前っていう昔のことを持ち出してる件。暴力団関係者の宴席で挨拶したらしいが、行った先でようやく暴力団関係者と分かったらしい。人付き合いの中でそういう挨拶をしてくれと頼まれたらいちいち行く先のことを細かく調べるかというと調べたりはしないんじゃないかな。ザックリと調べるくらいはするかもしれないけど、ドタキャンとか失礼だし、成り行きで行ってしまったとするのが普通じゃないの？
第二に、任命責任について。このときは神奈川県議だったらしく国会議員ではない。入閣前に身体検査くらいしろ、と批判するのは分かるけれど、国会議員になった頃からならともかく、そこまで昔のことをいちいち検査しろと言うのも無茶苦茶なハナシでは？人一人の人生をひたすら調べようとするなら、ストーカーまがいのことまでやるということにも成りかねないし、これを国家主導でやれと言うのはそれはそれで問題だろうに。
自分は暴力団と関係者です、なんて言う人間はまず居ないし。
---
辞めろ辞めろと神経質に世間が騒ぎすぎてる気がするんだけどなぁ。まぁ、その空気にしていったのは外ならぬ野党だった民主党の批判オンパレードだったわけだが。自分達に返ってきて自業自得には間違いないのだけれど。
で、現実的には何の実務もしていない法務大臣にこれ以上追及するのは無理なハナシじゃね？ただ、身体検査にも限界があるってんなら今後、『暴力団や宗教団体と、世間的に見て黒い関係が発覚したら議員辞職も含めた制裁を受け入れます』という誓約書を書かせて、全閣僚の署名を新聞で写真公開させればいいんじゃね？
これならゴマカシも利かないでしょ。
田中法務大臣に関しては、暴力団を利用したり便宜を図った事実はないと発言しているんだし、今後の同行を見て辞任だ何だって判断すればいいと思うのだが。どちらにせよ、騒ぎすぎかなー？と思うのが俺の感想です。